ソニー損害保険(ソニー損保)は、5月より自動車保険契約者向けに「降雹アラートサービス」の提供を開始すると発表した。株式会社ウェザーニューズの気象予測データを活用し、降ひょうのリスクが高まった際に事前にメールで通知する。
近年、大規模な降ひょう被害が全国各地で相次いで発生している。一般的なひょうのサイズは10mm程度だが、時にはゴルフボールほどの大きさになることもあり、車両に重大な損傷を与える可能性がある。こうした背景から、ソニー損保は被害を回避・軽減するための情報を顧客に提供することを目的にこのサービスの開発に至った。

「降雹アラートサービス」は、ウェザーニューズ社の「ひょうリスク予測API」のデータをもとに、降ひょうが予測される市区町村に住む契約者へ前日夜にアラートメールを配信する。メールには降ひょうのリスクだけでなく、具体的な被害回避方法も案内される。また、車両保険契約者には翌日、保険金請求に関する案内メールも送られる。
ソニー損保は、顧客の安全と財産を守るため、最新の気象情報を活用したサービスを提供していく。同社は2025年9月頃から、当日朝にも最新の気象予測情報に基づくアラートメールの配信を予定しており、顧客の確実な回避行動を後押しする考えだ。