ダイハツ工業が、軽自動車『コペン』やトヨタブランドの『ルーミー』など複数車種の生産を10月末から再び停止するという。週末8月24日の朝刊各紙が「複数車種の生産ダイハツ停止へ、認証不正影響、10月末から」(朝日)などと、経済面に取り上げていた。それによると、国の認証を不正に取得していた問題を受け、既存車の改良や新車の開発を一時停止していたため、国土交通省が11月から適応する新しい基準への対応が間に合わないからだそうだ。
ダイハツは昨年12月末に認証不正問題が発覚後、国内のすべての自動車工場で稼働を停止したが、国交省による試験で基準への適合が確認され、出荷停止の指示が解除された車種から順次、生産を再開。大型連休明けの5月からは大阪・池田市の本社工場など、国内に4つあるすべての完成車工場の生産を再開していた。
ところが、不正発覚後、新型車の開発の一時凍結で、11月以降に発売される新車に後方を確認できるバックモニターを取り付けることを義務付けるなどの新たな保安基準への対応が遅れており、それらの対応が間に合わない車種の生産ができなくなるという。
生産停止の対象は軽自動車のコペンや、軽商用車『ハイゼットトラック』、トヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給している小型車のルーミーなどが含まれるという。一部の車種は生産再開までに数か月かかる可能性もあるとも伝えており、再び生産停止が長引くことになれば、部品メーカーなどにも影響が出ることは避けられないとみられる。
2024年8月26日付
●首相退陣「妥当」74%、信頼回復「つながらず」71%、本社世論調査 (読売・2面)
●走れロマンスカー「応援剛」31日ゼルビア戦明日締め切り(朝日・17面)
●新幹線29日も運休か、台風10号、厳重警戒呼びかけ (産経・23面)
●社説、損保大手は非常識な業界慣行を改めよ(日経・2面)
●曲がる太陽電池、日本の勝ち筋、EVに懸け素材る・印刷技術を活用、京大発、トヨタ・日揮と開発 (読売・11面)
●チャイルドシート150センチになるまで、JAF、推奨基準引き上げへ (日経・30面)