【書籍】日産セドリック/グロリア、54年間の歴史をたどる | CAR CARE PLUS

【書籍】日産セドリック/グロリア、54年間の歴史をたどる

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セドリック(1961年)
  • セドリック(1961年)
  • セドリック(1963年)
  • セドリック(1966年)
  • セドリック(1971年)
  • グロリア(1995年)
  • グロリア(1999年)
  • 『ニッサン セドリック/グロリア』

日産自動車創立90周年を記念して、日産を代表する乗用車『セドリック/グロリア』の歴史を詳細に解説した書籍『ニッサン セドリック/グロリア 「技術の日産」を牽引した乗用車』が三樹書房から発売された。著者は当摩節夫氏。

本書は、1960年に初代セドリックが登場してから2014年の生産終了までの54年間にわたるセドリックの歴史を、1000点を超える図版を用いて紹介している。初代セドリックは、海外メーカーとの技術提携終了後、日産技術陣の総力を結集して開発された中型乗用車であり、法人・個人問わず多くのユーザーに支持されてきた。

日産自動車が創立90周年を迎えたことを機に、内容を再確認し、代表的なモデルを掲載したカバーデザインに一新して刊行された。

日産自動車は1933年12月に自動車製造株式会社として創業し、ダット自動車製造株式会社の小型車ダットサンの生産を継承した。創業当初からフォードやGMへの部品供給を通じて技術向上を図り、純国産の大衆経済車を大量生産することをめざしてきた。

その夢の実現に向けた第一歩として、米国のグラハム・ページモーターズ社と技術提携し、1937年にニッサン『70』型を発表した。その後、戦時中や敗戦後の困難な時期を経て、1952年には英国のオースチン社と技術提携契約を締結し、1959年にダットサン『ブルーバード』、1960年にニッサン『セドリック』を登場させた。

セドリックは、1955年に発売されたトヨペット『クラウン』をライバルとして進化し続け、2004年に主力モデルの生産を中止するまで44年間にわたり生産された。その後も営業車として2014年まで継続生産された。

本書では、日産自動車の生い立ちから、戦後の復活、そしてセドリックの歴史を当時のカタログを用いて詳細に解説している。3代目セドリックからはグロリアが双子車として加わり、その変遷も併せて紹介されている。


『ニッサン セドリック/グロリア』
「技術の日産」を牽引した乗用車

著者:当摩節夫(とうま・せつお)
発行:三樹書房
体裁:B5判・上製・216頁/(カラー144頁)
定価:5500円(本体価格5000円+税10%)
発売:2024年5月30日

目次抜粋
第1章 日産自動車のルーツ
第2章 戦前・戦中のニッサン乗用車
第3章 戦後のニッサン乗用車
第4章 ニッサン セドリック(グロリア)の誕生と変遷
カタログでたどる セドリック/グロリアたち
第1世代(1960年4月~1965年10月)
第2世代(1965年10月~1971年2月)
第3世代(1971年2月~1975年6月)
第4世代(1975年6月~1979年6月)
第5世代(1979年6月~1983年6月)
第6世代(1983年6月~1987年6月〈ワゴン、バンは1999年8月〉)
第7世代(1987年6月~1991年6月〈セダンは2014年9月〉)
第7世代(第1世代シーマ)(1988年1月~1991年8月)
第8世代(1991年6月~1995年6月)
第9世代(1995年6月~1999年6月)
第10世代(1999年6月~2004年10月)
年表
エンジン変遷表
車両変遷表
生産・登録・輸出台数
日産自動車のルーツ

54年間…日産セドリック/グロリアの歴史をたどる

《レスポンス編集部》

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