DeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアサービス「エニカ」は3月27日、「自動車販売に関するディーラー動向調査2024」を発表。自動車ディーラーの集客に関する現状と課題、カーシェアサービスへの期待が明らかになった。
調査結果によると、90%のディーラーが集客に対して危機感を感じており、特に経営層と現場スタッフがその感覚を強く持っていることが判明した。集客課題としては、「チラシ・DM・イベントなどの効果が低迷」と「若者のクルマ離れによる自然来客の減少」が半数以上のディーラーから選ばれている。これは時代の変化による従来型集客活動の低迷と若年層へのアプローチの難しさを示している。
また、ディーラー店舗担当者の63.2%が若者のクルマ離れを痛感している。時代による環境の変化で、従来型の集客活動の効果が低迷していることと同時に、若者のクルマ離れでディーラー店舗への来店が減少していることを一番課題視しているのは現場に立つ店舗担当者であることがわかった。
一方、半数以上のディーラーがカーシェアサービスに期待を寄せており、「エニカ ディーラーカーシェア」の累計加盟店舗数は過去2年で約4倍の390店舗を突破した。ディーラーはカーシェアを新しい集客手段として捉え、試乗車を有効活用することでコスト削減や中長期的な顧客層へのアプローチが可能になると考えている。また、カーシェア体験を通じて、購入後の日常使いのイメージや不安解消につながることを期待している。