スズキは東京オートサロン2024で、『スーパーキャリイ マウンテントレイル』を公開した。『スーパーキャリイ』をベースにし、大幅な改造でオフロードスタイルに仕上げたコンセプトモデルだ。
オフロードでもタフに走ることができる力強さとデザイン性を兼ね備え、アクティブな大人が山をストイックに楽しむためのクルマとして、ビジネスだけではなく遊びにも活躍する、商用車の新たな世界観を表現した作品。ボディ後部は大胆にカットされ、パイプフレームがくみ上げられており、コンセプトモデルならではの自由度を感じさせる。
エクステリアは、前後に牽引フックが2か所ずつ搭載され、フロント中央には3000lb(約1360kg)までけん引可能な電動ウィンチを装備。足回りは社外ダンパーにヨコハマのジオランダー(165/65R14)が組み合わされ、オフロードに対する本気度が見て取れる。ドアパネルやキャビン後方の窓はシンプルかつ耐久性のありそうなパーツに置き換わっている。
一方の車内は、こだわりがありつつもシンプルにまとまっている。センターコンソールは当然オーディオやエアコンパネルなどなく、その代わりにキルスイッチが鎮座。ドリンクホルダーには、これで十分と言わんばかりにワイヤレススピーカーが差し込んである。バケットシートも専用仕様となっており、上部にはスーパーキャリイの文字が刻まれている。