純正から「汎用シート」への交換、種類やメリット・デメリット | CAR CARE PLUS

純正から「汎用シート」への交換、種類やメリット・デメリット

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驚愕の真実! シート交換がカーライフを変える~カスタムHOW TO~
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純正シートはあらゆる体型や乗り方の人を対象に設計されている。特にカラダの大きな人や、カラダの小さな女性だけでなく、骨格が大きな人や小さな人など様々な体型の人がいるのでジャストフィットしているかというと、そうとも言い切れないものなのだ。

そこで提案するのがシート交換。用途に応じて様々なシートが用意されている。それぞれメリットとデメリットがあり、メーカーによってもその特性は異なる。今回はそのタイプごとの特性を紹介していく。

1:コンフォート系シート

純正シートとほぼ同じ見た目のシート。リクライニング付きでサイドサポートも決して高くない。純正シートのグレードアップ版といったシートだ。腰痛対策をうたったモデルなどもあり、普段使いするクルマにピッタリ。

海外製シートだとやや大きめのモデルもある。とくに座る座面が前後方向に長いことがあり、小柄な人だと膝裏にまでシートクッションが伸びてきてやや乗りにくいと感じることもある。横方向のサイズも大きめなので、カラダが左右に動きやすい。座面を変えたりもできないので、硬めのクッションが好みとか柔らかめが好きとか、購入時によく確認しておきたい。フルバケットシートなどのようにあとからカスタマイズは難しいからだ。

シートレールにもよるが純正シートと同等の高さになることが多く、座面を下げたい人には不向き。身長の高い人やシートを下げて目線を下げたい人はセミバケットタイプの方がマッチするだろう。

2:セミバケットシート

サイドサポートが高いスポーツシートだが、リクライニングはできるものをセミバケと呼ぶ。ノーマルシートやコンフォート系シートに比べて、サイドサポートが深くあるので横方向へのGが掛かってもカラダを支えることができる。それでいてリクライニングできるので、普段はゆったりした角度で座り、スポーツ走行するときは背もたれを起こすなどの調整ができるのがメリット。

本格的なサーキット走行となると腰回りやお尻のサイドのサポートがやはりフルバケには及ばないので、ややホールド性は足りない。それでもフルハーネスシートベルトを装着してカラダをしっかり固定すればサーキットでも問題ないホールド性を得ることはできる。

ややスポーティなシートだが、余程体格や骨格が大きい人でなければ普段使いでも疲れやすい狭いことはないので、普通に通勤車にセミバケットシートを使う人も多い。

3:フルバケットシート

リクライニングなしのひとつのシェルでできたシート。レースなどでも使われる本格的なスポーツシートがフルバケットシートと呼ばれる。最大のメリットはそのホールド性の高さと剛性の高さ。横Gが掛かった時に継ぎ目のないサイドサポートがカラダ全体を支えてくれるので圧倒的に運転しやすい。

その代わりにリクライニングできない。取り付け角度は多くのモデルで取り付け穴が前側3つの穴、後ろ側3つの穴あるので、高さが3種類、角度3種類から選ぶことができる。しかし、毎回固定ネジを緩めて抜いて、角度を変えて締め直す必要があるので日常的に角度調整するのは現実的ではない。最高のホールド性の代わりに調整はほぼないのだ。

その代わりにシートクッションを厚いものや薄いものに変えたりというカスタマイズがしやすい。カラダに合わせてフィッティングしやすい。カラダにバッチリ合わせれば意外と疲れにくい。体格が大きな人は狭いと感じることがあるようだが、小柄な人の場合は窮屈さはなく、変な角度で座ることもないのでむしろ疲れにくいという人も多い。メーカーによっては大柄な体格用サイズや、女性用のシェルの小さなモデルなども用意されている。

シートはさまざまな種類があるが、それを選ぶだけでなく実は取り付けも重要。細かい調整でハンドルセンターに来るように調整したり、座面の角度などをアジャストすることもできる。プロショップではそういった細かいノウハウを活かした取り付けをしている。意外と同じシートでもショップ取り付けとDIYではフィーリングが異なることがあるのだ。

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《加茂新》

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