ゼネラルモーターズ・ジャパンは5月20日に、富士スピードウェイにおいて“シボレーファンデイ2023”を開催。250台以上の新旧シボレーが集合した。
「昨年も大成功だったこのイベントだが、今年はさらに多くの参加を頂き、約500名、シボレーは250台以上が集まる予定だ」と開会式に登壇したゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役の若松格氏は嬉しそうだ。そして、「今年はシボレーが誕生して112年。同時に『コルベット』は70歳、古希を迎え記念すべき年でもある。それを祝ってコルベットZ06を会場にて公開する」と挨拶した。
このイベントはシボレーの全てのオーナーやシボレーファンをはじめ、その家族、友人を対象に企画、実施するもので、昨年は過去最大118台のシボレーと、500名が参加したとのことなので、今年はそれを大幅に上回る規模となった。
さらに7回目となる今年は、前記コルベットZ06と同時に『カマロ』の限定モデル、『カマロVIVID ORANGE EDITION』の初お披露目や、オーナー向けのドライビングスクールやレーシングコースでのアクティブ走行、パレードラン、プロドライバーによるサーキットサファリ、そしてコンクール・デレガンスなどシボレーファンが楽しめるアトラクションのほか、同行した家族も楽しめるように、キッズ向けスロットカー&アトラクション、地元物産の直売などが催され、子供たちを含め終日にぎわいを見せていた。
コルベットZ06について若松氏は、「コルベットの高性能スペシャルモデルとして、レーシングカー『C8.R』をベースに設計、開発をされたクルマ。レースで得られた知見と経験を具現化し、高いパフォーマンスを発揮するための細部にわたってチューニングが施されている」と紹介。「新型5.5リットルV型8気筒自然吸気エンジン、“LT6”は、非常にパワフルで、同時に開発された“LT6R”が、2019年からレーシングカー、C8.Rに搭載。レースシーンでも多くの輝かしい成績を収めている」とそのエンジンが重要なキーになっていることを示唆した。
日本導入モデルは、現行コルベットと同様に右ハンドルとなる。グレードは3LZのクーペで、ボディカラーはスポーティなブラック。そしてインテリアはアドレナリンレッドのワンパッケージだ。若松氏によると、「各国でもコルベットZ06は大変話題性が高いこともあり、全世界的に台数の確保に大変苦労している。日本での販売台数もいまのところ非常に少ないことから抽選販売を予定。詳しい販売台数や抽選方法は夏頃を目処に発表する」とコメント。予定価格は消費税を含め2500万円とされ、正式な価格も同時期に発表される予定である。