埼玉県上尾市の大規模ショッピングモール「アリオ上尾」で4月23日、「昭和平成なつかしオールドカー展示会」が開かれ、約280台の旧車がエントリーした。
日本旧軽車会(吉崎勝会長)の主催。昨年春と秋に開かれた旧車イベントで、今回が3回目の開催。回を重ねるごとに参加車とギャラリーが増え、すっかりお馴染みのイベントとなった。
参加資格は、戦前1945年(昭和20年)以前~2000年(平成12年)までに生産された国産、外国製の2輪車、3輪車、4輪車、マイクロカー、サイドカー、スーパーカーなど。
同会では2023年の今年を“ニッサンイヤー”と位置付けて特に日産車を推しており、ちょうどこの日は23日でもあり”ニッサン”のダブル推しとなった。イベントに協力する全日本ダットサン会からは多くの車両が参加。『ブルーバード』や『セドリック』『シルビア』『サニー』などが並んだ。同会の佐々木徳治郎会長は「車もオーナーも高齢化していますが、最近では小学生や中学生など若い方たちが入会してくれまして、会員の平均年齢を下げてくれているんですよ」と嬉しそうだった。
もちろん、そのほかの内外の旧車も多数集結。1934年製のオースチン『10』、広島の某中小企業の役員車を引き継いだというマツダ『ルーチェ』ロイヤルクラシック、北米日産でレストアされ日本で「ビンテージZ」の名で再販したダットサン『240Z』、新潟から走って来たというトラックモデルの初代トヨタ『コロナ・マークII』ピックアップ、きれいにレストアされた観音開きドアの初代トヨタ『クラウン』といった、希少な車両の姿もあった。
280台のエントリーというのは民間開催としては規模が大きく、この日はスワップミートも50店近くが出店。買い物を兼ねたギャラリーが続々と会場に訪れ、若いカップルや小さい子供連れのファミリーが旧車オーナーとの交流を楽しんでいた。