商用電気自動車を手がけるHWエレクトロは、石油製品や自動車用品の販売、オートリース・車検などを手がけるENEOSウイングと、商用EVの販売とサービスで提携した。
まずENEOSウイングで先進運転支援システムに対応する「ボッシュADASエキスパート認定工場」に認定されている16拠点で、販売・整備をスタートする予定。今後、ENEOSウイングを通じて全国で商用EV「ELEMO」シリーズの販売と整備体制を拡充する。
ENEOSウイングは国内石油販売最大手のENEOSグループの中で最大級となる320店舗を運営している。
HWエレクトロは販売体制や整備メンテナンス体制を全国に拡充することで、商用EVを普及したい考え。ENEOSウイングはEVが普及し始めている潮流から、サービスステーションでガソリンなどの燃料を販売するとともに、EVの充電・整備など、今後のEV市場に対応する事業の展開を模索している。
今回、日本全国にネットワークを持つENEOSグループの中でも最大級のサービスステーションの店舗網、売上があり、 ADAS対応の整備網を持つENEOSウイングと、「エレモK」を4月までに発売する販売体制を整えるため、協業の検討を開始する。
今回の提携を通じ、ラストワンマイルの配送事業者をメインターゲットに、全国のENEOSウイングで「ELEMO K」200台を販売する予定。まず最新の「ボッシュADASエーミングシステム」を配備している16拠点で販売・整備を提供する。ENEOSウイングが管轄するサービスステーションでEVのメンテナンス体制を構築する。
HWエレクトロは、EVの普及拡大によるサービスステーションの活性化や、商用EV化を通じた環境問題への貢献に努めるとしている。