コスモ石油マーケティングは、神奈川県横須賀市と逗子市で電気自動車(EV)を納入するとともに、EVカーシェアサービスを開始した。
同社は温室効果ガス削減を目的に、横須賀市に日産自動車のEV『リーフ』と軽EV『サクラ』、逗子市にリーフを納入した。平日は市の公用車として活用し、閉庁日には市民や観光で両市を訪れた人にEVカーシェアサービスを提供する。
EVカーシェアサービスの導入によって、環境負荷軽減を図るのに加え、地域モビリティへの貢献や、災害時における非常用電源としてのEVの活用も見込んでいる。
政府が掲げる2050年カーボンニュートラル実現に向けて、横須賀市は2021年1月に「横須賀市ゼロカーボンシティ」、逗子市が2022年1月に「チャレンジ!逗子カーボンニュートラル2050」をそれぞれ宣言している。
今回のサービスは2022年に両市が事業者を公募した結果、同社が選定されたもの。昨年、両市の公共施設に導入している実質再生可能エネルギー由来の電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」に続いて、移動手段の脱炭素化でも協力する。これらの取り組みは、コスモ石油マーケティングの商品「コスモ・ゼロカボソリューション」導入の一環として、地域特約店と一体となって提案した成果の一つとしている。