旧車買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車は、旧車好きを対象としたパーツに関するアンケートを実施。約8割のオーナーがパーツ入手で困っていたり、今後に不安を感じていることが明らかになった。
旧車のパーツは製造が終了しているものが多く、在庫も減少。旧車を手放す理由の一つとして、部品が手に入らないからという意見もある。今回、旧車王ではパーツの入手方法や今後の動向について、アンケート調査を実施した。
まず、旧車をオリジナルで乗りたいか、カスタムして乗りたいかを尋ねたところ、63.7%が「オリジナルで乗りたい」と回答。やはり旧車は当時の状態を保ったオリジナルで乗りたいと考え、それに伴い旧車パーツもなるべく純正品を使いたいと考える人が多いようだ。
旧車パーツの入手方法(複数回答)については「ネットオークションやフリマ」が28.2%で最多。ヤフオクやメルカリなどはクルマのパーツの取り扱い数も多く、利用者も多い。2位は「ディーラーから買う(復刻パーツ含む)」で19.8%。各社メーカーで旧車のレストアサービスや復刻パーツ(ヘリテージパーツ)の受注も増えてきている。3位は「ネット通販」で19.6%。「その他」の回答の中には、「自分で設計/製造」、「中古部品商」、「解体屋から買う」などがあった。
最後に、今乗っている旧車のパーツが今後なくなることについて、どう感じているか聞いてみたところ、62.7%が「不安を感じている」、16.2%が「すでに困っている」と回答。旧車はすでに製造がされていないパーツも多く、年々中古品の数も減っていることから、今後も旧車に乗り続けたい人にとっては不安が大きいようだ。