国土交通省では、「道の駅」の整備・発展について、2020年から25年までを「『道の駅』第3ステージ」と位置付け、取組を推進している。このほど国交省は、モデルプロジェクトの実施・全国展開、現場支援の強化を打ち出した。
第3ステージでは「道の駅」を「地方創生・観光を加速する拠点へ」進化させるため、「『道の駅』を核にした地方創生」および「『道の駅』の持続可能な安定運営」をめざした取組を推進している。国交省は8月25日、第3ステージの折り返しを迎え、取組の活性化を図り、以下の新たな取組を発表した。
●「道の駅」を牽引する自治体、制度を所管する国、「道の駅」内外のネットワークを持つ全国道の駅連絡会が協働し、先進的な「道の駅」で「道の駅の安定運営」と「地域全体の発展」の実現方策を探求するモデルプロジェクトを実施し、得られたノウハウを全国展開する。
●老朽化、コロナ禍など全国的な課題に対応するため、「道の駅」の底上げを図るハード・ソフトの現場支援を強化する。
道の駅
第1ステージ(1993年~)……通過する道路、利用者へのサービス(休憩場所)提供
第2ステージ(2013年~)……地域の創意工夫(地域自身の努力)による、「道の駅」の目的地(観光地、地域拠点)化
第3ステージ(2020年~)……地方創生・観光を加速する拠点へ。「道の駅」を核に地方創生、「道の駅」の持続可能な安定運営