東京都江東区のA PITオートバックス東雲で毎月第3日曜日の早朝7時30分から1時間半だけ行なわれるモーニングミーティング。第31回目となった6月19日のテーマはスズキ『ジムニー』で、関東一円から91台が集まってきた。
ノーマルはもちろん、さまざまにカスタム化して個性あふれる車に仕立て上げられたジムニーばかりだ。例えば2代目のJA11型のバンが2台。ひとつはファイターエンジニアリングのリビルトエンジンを載せてリフトアップするなどしたもの、もう1台は親から譲り受けてノーマルを維持した車両で、同じ型式なのに並べてみるとその違いが大きくて面白い。
女性オーナーの姿も。「ゴマちゃん」と呼ぶ3代目JB23-8型のオーナーは、足が不自由なため手で運転できる補助装置を駆使してトライアルなどに挑戦。「小さくて4駆だからどこにでも行けます」と満喫している様子。また初代550ccのSJ10型のオーナーは、ドラマ『太陽にほえろ!』で萩原健一扮するマカロニ刑事が乗っていたのと同じ色、ナンバーにして「煙モクモクで遅いけど楽しい」と、こちらもジムニー愛があふれていた。
このミーティングは、ありがちな販売イベントではなく「コミュニティを形成する場を提供するというスタンスです」というのは、A PIT推進プロジェクトの田淵昌弥さん。その言葉通り、参加したオーナーたちは「自分以外のジムニーが見られて良かった」「情報交換ができた」「SNSでつながっている人と会えた」などと、マスク越しの笑顔があちこちに見られた。
7月のテーマは「テスラ」の予定。