1974年、VW(フォルクスワーゲン)の初代ゴルフが誕生。名車「ビートル」の後継車として開発され、小粋でお洒落でキビキビ走る愛らしいハッチバックは、世界中で受け入れられた。登場から45年目となる2019年10月24日には、8代目となる新型ゴルフが発表される。長きに渡って作り続けられるゴルフは、世界のどんな街にも自然と馴染む、乗り心地も良い定番の欧州コンパクトカーといえるだろう。初代から8代目と、時を重ねるごとに進化するゴルフだが、ここでは4代目に着目したい。ゴルフIVは、欧州車でありながら、手が届きやすい価格で残存台数が多く、DIYを楽しむクルマ好きから高く支持されている。ゴルフIVをこよなく愛し、DIYによるメンテを楽しみながら長く乗り続けたい。そう切望するオーナーの「必読書」といえば、やはりヘインズ社の日本語版『VWゴルフIV 1998-2001メンテナンス&リペア・マニュアル』だろう。同書の冒頭(はじめに)には、『自分の車をできるだけ自分の手で整備・修復しようと考えるオーナーのために特別に書かれたマニュアルです』と、しっかり記されており、ヘインズ社の想いを感じる。続く序章では「エンジンがかからず、スターターも回らない」「スターターは普通に回るが、エンジンがかからない」といった、路上で起きやすい典型的なトラブル応急処置や、エンジンルーム内の日常点検方法があり、オーナーとしては必ず覚えておきたいことが、多数の写真や図解を使ってわかりやすく掲載されている。定期メンテナンスはもちろんのこと、エンジン、トランスミッション、サスペンションに至るまで、点検項目と修理方法の詳細があり、役立つこと間違いなし。さらに、故障診断&配線図が掲載されている点も嬉しい。これまでクルマをいじったことがない初心者でも、安心して楽しみながらゴルフIVのDIYメンテを行える最良の一冊。ゴルフIVオーナーは、ぜひ入手して愛車のメンテを堪能してほしい。■コンテンツ路上応急処置/日常点検第1章 定期メンテナンス第2A章 エンジン車上整備:SOHC第2B章 エンジン車上整備:DOHC第2C章 エンジン脱着/オーバーホール第3章 冷却/暖房/エアコン系統第4A章 燃料系統第4B章 排ガス浄化/排気系統第5A章 始動/充電系統第5B章 点火系統第6章 クラッチ第7A章 トランスミッション:マニュアル第7B章 トランスミッション:オートマチック第8章 ドライブシャフト第9章 ブレーキ系統第10章 サスペンション/ステアリング第11章 ボディ第12章 ボディ電装系統/配線図☆故障診断&配線図収録 付き■収録モデルフォルクスワーゲン ゴルフIV(1J型)1998~2001ハッチバック/ワゴンE,CLi,GTI,GTX,特別仕様エンジン排気量・型式:1.6L AEH,1.8L AGU,2.0L APK※本書は英国仕様車をベースに執筆されており、一部日本仕様と異なる記述が含まれています。■発行所など発行所 :三樹書房著者 :ヘインズ社(Pete Gill、RM Jex、AK Legg、Martynn Randall、Steve Rendle)日本語版制作:ヴィンテージ・パブリケーションズ体裁 :A4変形判・上製・272頁価格 :定価5,000円(税別)ISBN : 978-4-88393-840-7〈出版・編集関連事業に携わる方々へ〉御社で発行される自動車・モーターサイクルのリペアやメンテンナンスに関する書籍/雑誌の情報を当編集部までお送りください。カーケアプラスにて紹介させていただきます。送り先「〒104-0045東京都中央区築地3-3-2 NEWS築地9F 株式会社ジェイシーレゾナンス カーケアプラス編集部 宛」
タスカン、ロータス・エスプリ、まさかのフォードGT40まで! クルマ好きが所有する名車たち80台…飯田丘フェス・南信州名車倶楽部 2024.11.8 Fri 20:08 長野県飯田市の恒例イベント『飯田丘のまちフェスティバル』が1…