クルマの修理工場を選ぶときに役立つ「テュフ認証」というものをご存知だろうか。これまでも、何度となく記事で取り上げてきたので、覚えている読者の方もいるだろう。簡単におさらいすると、事故やトラブルの際に『最新かつ高い品質の修理を行える工場』のアイコンとなる第三者機関による認証だ。この認証を取得する工場がついに100工場を超えたという。認証取得工場が増えている背景には、自動ブレーキや加速抑制装置といった様々な安全運転サポート技術が最近の車には搭載されており、昔のように“叩けば直る”ような性質のものでは無くなったことがある。最新の車を修理・整備するためにはそれなりの設備の導入が必要不可欠であり、さらにはその設備を扱う技術や知識も必要となる。つまり、最新の車をきちんと機能まで修理・調整できる工場と、そうではない工場が混在している状況下において、自社はきちんと修理できる工場だという“第三者のお墨付き”に需要があるということだ。◆ 業界内で高評価の第三者認証機関テュフ認証を発行しているテュフラインランド社は、145年の歴史を持つ世界トップクラスの第三者認証機関として本社のあるドイツをはじめ世界各国で自動車修理工場の監査・認証を行っている。日本の鈑金塗装分野においても、BMW認定の修理工場やヤナセグループの鈑金塗装工場、さらに最近では大阪トヨタ自動車の内製修理工場も認証を取得するほど業界内で高い評価を受けており、まさに “第三者のお墨付き”としてはうってつけのものと言える。テュフ認証にはプラチナとゴールドがあり、どちらも「最新かつ高い品質の修理を行える工場」の証明である。最上位のプラチナは「水性塗料に対応」や「アルミ合金が採用された自動車の修理も適切に行える設備・環境を有している」など、ゴールドよりもさらに高い基準となっている。◆ 100工場目は千葉県流山市の初石鈑金記念すべき100工場目は、千葉県流山市に本社を構える初石鈑金によるプラチナ認証の取得だ。6月6日(木)に新横浜にあるテュフラインランドジャパンの本社で認証書の授与、及び100工場突破を記念して制作されたピンバッジの授与が行われた。初石鈑金の熊本社長は、「自動車メーカーが最新の技術を駆使して自動ブレーキ等を搭載した先進安全自動車 (ASV) を開発・販売しても、その車を整備・修理できなければ意味がない」と最新かつ高品質な修理の必要性を説き、また「“うちの工場はきちんと修理している”と自分だけで言っていても説得力がない」と第三者認証機関であるテュフの認証取得に踏み切った理由を明かしてくれた。クルマが運転のサポートをしてくれる時代だからこそ、カーオーナーは責任を持って車の修理をするべきだ。「クルマが予期せぬ動きをした」と事故が起きてしまってから後悔しても遅いのだから。安心・安全な交通社会のためにも、大切な愛車を修理する際には「テュフ認証」の取得工場を指名してみてはいかがだろうか。
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