ところで、初代モデル『Mirror Media MM-1』は、2005年の6月に登場した。ちなみに当時のハイエンド・カーオーディオにおいてのメインユニットは、CDプレーヤー/レシーバーが定番だった。そしてそれは以下の3タイプに分類できた。パワーアンプとDSPを内蔵しない(DSPのコントローラーとしては機能する)単体プレーヤータイプ、DSPを内蔵したタイプ、DSP+パワーアンプまでもを内蔵したタイプ。これらはすべて、1DINのメインユニットであり、純正オーディオとの交換を前提としていた。
そのような時代背景の中で「ビーウィズ」の『Mirror Media MM-1』は登場した。当機はまさに、当時のそれらネガティブな要因のソリューションとして誕生したと言っていい。装着場所をルームミラーとしたことで、市販ナビゲーション、または純正メインユニットとの共存が可能となった。ハイエンドメインユニットを導入しづらいケースにおいても、それを実現できることを主たるコンセプトの1つとしていたのだ。
また、『Mirror Media MM-1』に付属されていた“スマートインターフェース”は、ハイレベルインプットも備えていて、純正メインユニット、もしくは市販ナビの音声も取り込み、それらをシステムの一部として活用することも可能としていた。