日本市場におけるフォルクスワーゲン(VW)の看板モデルである『ゴルフ』の周囲でちょっとしたブームが起きているのだという。「ゴルフRパフォーマンス」用フロントブレーキセットが一部で品薄になっているのだそうだ。横浜市港北区にあるフォルクスワーゲン/アウディをメインに扱うスペシャルショップ「マニアックス」では、年初からかなりの数の交換を手掛けているという。「『ゴルフ7.5』と呼ばれる現行型のRパフォーマンスや、ニュルブルクリンクでFF車最速レコードを更新(当時)した『ゴルフ7クラブスポーツS』にも装備されていたフロントブレーキローターです。軽量化と冷却効率の向上を同時に実現しています」「そのスタイリッシュな外観から、クルマの足元をより魅力的に演出したい、と希望されるお客様が多いのですが、つけてみるとその性能の違いに驚かれるようです」とマニアックスのストアコンシェルジュの遠藤さんは話す。「標準装備品と比べて、片方で1kgほど軽く、両輪では2kg、前輪のばね下荷重を軽量化できます。様々な効果が出ることは間違いないのですが、スペックの違い以上に、ステアリングを握ったときにドライバーが感じる身軽さが、標準仕様と一線を画しているのも人気の理由です」取材直前に在庫の最後の一式が売約済みとなり、追加を取り寄せるところだった。VWの純正パーツである点も安心して選べる理由だ、とマニアックスでは話す。工賃も含めて10万円ほどで交換ができる。適合車種は「ゴルフ7」以降の「ゴルフR/Rヴァリアント」、「ゴルフGTIパフォーマンス」や「ゴルフGTIクラブスポーツ」、そして『アルテオンR-Line 4MOTION』、さらにアウディの『S3』(8V)など。