カーオーディオ製品の選び方のコツについて解説している当コーナー。現在は「ユニットサブウーファー」をテーマにお贈りしている。今週は、“ボイスコイル”について考えていく。さて、“ボイスコイル”とは何かというと、ズバリ、スピーカーの磁気回路の中の“コイル”部分のことを指している。通常のスピーカーには“ボイスコイル”は1つしかないのだが、「サブウーファー」では、これを2つ持っている製品が結構多い。特に海外ブランドでは、“ダブルボイスコイル”タイプの製品が目立つ。一般的には、“ボイスコイル”が2つあるほうが、よりパワフルに振動板を駆動できると言われている。単純に、1つが2つになるから、という理由だけでなく、“ボイスコイル”が2つあることで、“インピーダンス(抵抗値)”を下げることができるから、でもある。“抵抗値”が低くなると、より多くのパワーをかけることが可能となる。スピーカーは複数発を鳴らす際に、接続の仕方(直列か並列か)で、“抵抗値”が換わってくる。“ダブルボイスコイル”の「サブウーファー」は、1発の「サブウーファー」の中だけで抵抗値を換えることができるので、その点で使い勝手が高くなる、というわけなのだ。とはいいつつも、その製品がそもそも何Ω対応になっているかによっても状況が異なってくる。“シングルボイスコイル”の製品でも最初から対応“インピーダンス”が低い設定の製品もあるのだ。ちなみに、「ロックフォード・フォズゲート」の製品を見てみると、全体の製品ラインナップでは“ダブルボイスコイル”のモデルのほうが数が多い。しかしながら、最高峰グレードの『T3』と、セカンドグレードとなる『T2』はともに、“シングルボイスコイル”の製品しかラインナップしていない。というわけなので、“ボイスコイル”がダブルかシングルかは、それほど気にする必要はない、とも言える。それよりも、ブランドとグレードで、サウンドタイプを推し量ったほうが的が外れないはずだ。今回はここまでとさせていただく。次回も引き続き、「ユニットサブウーファー」の選び方の傾向と対策をお伝えしていく。お楽しみに。
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