今年もフランス車の祭典「フレンチブルーミーティング」が10月28~29日の2日間、長野県の車山高原で開催された。今回で31回目を数えるこのイベントは、今ではフランス車愛好家にとっては年中行事の一つとなっていると。スキー客でにぎわう車山高原に、冬が到来する前、紅葉が色づくこの時期に、新旧のフランスオーナーが愛車とともにおとずれる。しかし今年は台風22号の影響を受け、前夜祭「車山パリ祭」などがある28日、そして日帰りでの参加者も多く訪れる日曜日も雨模様に見舞われた。それでも同じクルマに乗る仲間同士、また、クルマを通じて知り合った普段は遠方に住む知人や友人たちと、傘を差しながらクルマの周りで談笑に華を咲かせる人、なかなか手に入らないパーツやミニカーを求めてテント村を探し回る人など、大勢のフランス車とオーナーで大雨の車山高原には天候に負けない笑顔があふれた。参加者の一人は、「古いクルマの参加車にはこの天気は過酷だが、そもそも晴天でも小さなエンジンの昔のフランス車、これだけ標高の高いところまでキャブレターのクルマで上がってくること自体がかなり過酷。むしろ、雨の峠道はアシのいいフランス車の魅力を再発見する場になるのかも」などと話していた。また、出展していた企業の関係者は「今年はあいにくの雨で残念! 毎年泊りがけでこのイベントに来るのが楽しみ。お客様や知り合いも多く、そういう人との親交を深めることのできる社員旅行のような意味合いもありますね」と話していた。
NA/FDの復刻樹脂パーツや外板パネルに加え、AZ-1用ポリカーボネート製ガラスも!?“長野のレストア職人”駒場豊が描く新たな旧車パーツの未来…マツダファンフェスタ2024 2024.10.24 Thu 13:10