三脚にカメラを載せてナンバーを読み取り、無車検車を特定する可搬式「ナンバー読取装置」の試行が、全国に先駆けて札幌市で実施された。国土交通省自動車局は9月に装置を公表。他の整備不良対策とあわせて、地元警察と合同で実施する街頭検査で導入することを明らかにしていた。実施は10月にずれ込んだが、札幌市内で同10日に実施された。約2時間の検査では無車検車は見つからなかった。街頭検査による無車検車の発見は、他の整備不良を見つけた中で、車検証を確認するなどしなければ見つけられなかった。自動読取装置は、走行する車両にむけてカメラを設置。読み取ったナンバーを、車検期間切れ車両のナンバーデータと照合する。データはモータス(=MOTAS 自動車登録検査業務電子情報処理システム)に登録された前日までデータをパソコンに直接ダウンロードしているため、通信ロスなどによる遅延で照合不能を回避しながら、瞬時に無保険車を抽出。整備不良がなくても、街頭検査の現場で車両をとめて確認を求めることができる。可搬式読取装置の試行は今年度、四国を除く全国で実施され、来年度には各運輸局に装備される予定だ。無車検車は交通事故時の被害者保護に最低限必要な自動車賠償責任保険にも加入していない状態であるため、救済面でも期待されている。「来月は他の地域でも試行する」と、同整備課担当者は話す。
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