トヨタ自動車は8月28日、安全支援技術による事故低減効果を公表するとともに、技術と人(活動)で安全を目指す「サポトヨ」活動の拡充を発表した。交通事故総合分析センター(ITARDA)の事故データを基に、トヨタが独自算出したところ、追突事故について、トヨタ セーフティ センス搭載車は非搭載車に対して約5割減、また、トヨタ セーフティ センスPとICS(インテリジェントクリアランスソナー)双方の搭載車では非搭載車に対し、約9割減という結果となった。なお、トヨタ セーフティ センスPおよびICSを搭載する車両は、官民連携で推奨する安全運転サポート車のうち、高齢運転者に特に推奨する「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の「ワイド」に相当。トヨタは、トヨタ セーフティ センスとICSとを組み合わせて装着する車両の設定を、2018年度末までにコンパクトカーも含め、販売車両全体の約9割まで拡充していく計画だ。「サポトヨ」活動の拡充については、今年より販売店店頭で実施しているICS体感試乗会を拡大。まず年内に全国のトヨタ販売店280社で実施可能な体制とし、2018年6月までには、ICS体験試乗用のスペースを確保できる店舗すべてでの実施を目指す。また、これまでメーカー主導で行ってきたトヨタ セーフティ センスの自動ブレーキ体感も販売店独自開催による実施拡大を予定。いずれも販売店スタッフにはライセンス取得制度を設け、安全な運営と顧客への適切な説明を徹底し、より多くのドライバーに体感してもらうことで、安全機能の正しい理解へと繋げていく。
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