年に一度のルノーカングーが主役の祭典「カングージャンボリー2017」が、今年も山梨県山中湖村の交流プラザ「きらら」で開幕した。第一回目は、300台程度が集まってお台場で開催されたというカングージャンボリーも今年で9回目。回を追うごとにその規模は大きくなり、それに合わせて場所を変えてきたという。相変わらず人気のカングー。今年も多数のカング―が開会時間の後も続々と集まっている。カングーがメインではあっても、オールルノー車のオーナーのイベントであり、それ以外のオーナーでもこのイベントのファンは少なくない。遠方からの参加者のことも配慮して、朝5時から開門した今年のカングージャンボリー、開門すると早速前乗り組みが続々と会場にクルマを進めていた。山中湖畔には、このイベントの案内プレートを持ったスタッフが配備され、御殿場から籠坂峠経由で来る参加者、中央道方面から富士吉田経由で来る参加者などは、その案内を見ながら、会場を目指して湖畔の道を会場へとスムースに進んでいく様子が見られた。前日からの雨は上がったものの、雲の多い天気で迎えた浅だが、湖畔に面し、晴れていれば富士山の勇壮な姿も拝むことができるロケーションの会場に、ずらりと並ぶ色とりどりのたくさんのカングーは、まるでパステルか何かで描かれた点描画でも見るようだ。「このイベントに来るためにカングーに乗ってますから!」朝話を聞いた男性はそう話してくれた。ライブや、フリーマーケット、蚤の市、ルノーの様々な企業コラボの近況の紹介など、山中湖周辺がカングーで席巻される一日はスタートしたばかりだ。なお、毎年限定モデルなど、ルノーととっておきの一日を山中湖で過ごすファンに向けて、とっておきの情報をお披露目するのも恒例になっているが、今年は6月8日より発売が開始される「カングー・アン・プロヴァンス」がお披露目された。70台限定とかなり少ない現定数、またコスメティックブランドロクシタンとのコラボレーションであるということ。また、オランジュエタンセルというシックで鮮やかな色どりで乗る人を選ばないメタリックオレンジなどもあいまって、早速来場していたファンから強烈に注目されていた。