国土交通省は、中山間地域における道の駅を拠点とした自動運転サービスで、今夏から技術的な検証を行う道の駅5カ所を選定した。また、ビジネスモデルを検討するための道の駅など5カ所を公募する。国土交通省では、超高齢化が進行する中山間地域における人流・物流の確保のため、道の駅など、地域の拠点を核とする自動運転サービスの導入を目指し、今年夏頃から全国10カ所で実証実験を実施する予定。今回、実験環境や拠点性などを踏まえ、主に技術的な検証を実施するための道の駅5カ所(地域指定型)を選定した。選定したのは、道の駅「かみこあに」(秋田県北秋田郡上小阿仁村)、道の駅「にしかた」(栃木県栃木市西方町)、道の駅「奥永源寺渓流の里」(滋賀県東近江市蓼畑町)、道の駅「赤来高原」(島根県飯石郡飯南町)、道の駅「芦北」(熊本県葦北郡芦北町)。また、主にビジネスモデルの検討を行うための道の駅5カ所を公募する。期間は5月25日までで、中山間地域の市町村(または都道府県)が応募する。今回選定した箇所以外の地域にも配慮しながら、有識者の意見を踏まえて7月頃に選定する予定。