マツダは11月8日、揮発性有機化合物(VOC)と二酸化炭素(CO2)排出量の同時削減を実現した塗装技術「アクアテック塗装」で、「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を受賞したと発表した。マツダの受賞は、「SKYACTIV-D1.5」での国土交通大臣賞受賞以来、2年ぶり5回目。エコプロダクツ大賞は、環境負荷の低減に配慮した優れた製品・サービス(エコプロダクツ)の表彰を通じ、それらに関する情報をユーザーに広く伝えるとともに、供給者である企業等の取り組みを支援することで、エコプロダクツの開発・普及を図ることを目的に、2004年に創設されたもの。今回の受賞では、自動車の塗装工程で課題となっている、トレードオフ関係のVOC排出量とCO2排出量の削減を、独自の水性塗装技術「アクアテック塗装」で同時に実現している点が高く評価された。表彰式は、12月8日に東京ビッグサイトで開催される環境展示会「エコプロダクツ2016」で実施。また、マツダは同展示会にて、今回受賞した「アクアテック塗装」をはじめ、環境負荷低減に貢献しながら、高い意匠性・品質を実現した「バイオエンジニアリングプラスチック」の技術展示などを行う。そのほか、年内発売予定の『ロードスターRF』を展示するとともに、小中学生を対象としたステージやクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載した『アクセラ』による同乗試乗も予定している。