CATブランドのディーラーである日本キャタピラーは、「販売店優秀メカニック技術コンテスト2016(メカコン)」を9月8日、日本キャタピラー北海道支社で開催した。メカコンはこれまで、メーカーであるキャタピラージャパンが主催してきたが、より顧客目線に立ち、メカニック育成や顧客満足度向上による販売拡大につなげることを目的に、今回初めてディーラーの主催となった。メカコンでは、事前に実施した評価テストの結果上位者の中から優秀なメカニックを選出し、支社ごとに2名1チームを組み、全国から5チーム10名が参加。実技試験および筆記試験を行い、合計得点が高いチームが優勝となる。実技試験では、課題車両として油圧ショベル「Cat 320E」を用意し、顧客から「エンジンが始動しなくなったので直してほしい」という電話がかかってくるところからスタート。60分以内に機械に生じている課題の解決、車両点検、顧客への説明と提案を行った。コンテストでは、メカニックの技術・スピードだけでなく、原因を考える力、顧客への提案力、共同作業時の安全への配慮なども評価ポイントとなった。一方、筆記試験では、エンジンやトランスミッションなどの技術的内容から、サポート契約や修理に関するサービスメニューについて等、60分で20問が出題された。両試験の結果、技術面・接客面ともに高く評価された東北支社代表チームが優勝。準優勝は関東支社代表、3位は北海道支社代表だった。