ヤマハ発動機は9月13日、東洋ベスクとファインキャテックの国内精密部品製造子会社2社を合併すると発表した。東洋ベスクは二輪車・四輪車・船外機・産業機器等の精密部品を製造・販売、ファインキャテックは二輪車部品を主に産業機械、精密機械のダイキャスト鋳造品の製造・機械加工および金型を製作。両社は、昨年末までにそれぞれの製造工場(根堅工場を除く)および本社機能を静岡県周智郡森町の当社森町工場に集約し、生産技術面の連携を強め、鋳造から加工、組立までの一貫生産による事業拡大活動を進めてきた。今回、東洋ベスクを存続会社としてファインキャテックを吸収合併し、2017年1月1日付で、新会社「ヤマハモーター精密部品製造株式会社」として新たにスタートする。合併後は、両社が互いの強みを結集して中小物部品の製造だけでなく、高精度なユニット部品の製造にまで事業を拡大し、ユニットサプライヤーとしての位置づけを強化していく。