今回のIAAEは海外からの出展が増えたことでも注目を集めている。タイ、中国、台湾、韓国、アメリカ、ドイツなどからもサプライヤーやメーカーがブースを出していた。工具類、アクセサリーなどが目立つ中、台湾製のドライブレコーダーは個性的な製品が多かったのでいくつか紹介したい。日本はアフターマーケットが成熟しており、新興国製品に比べると製品も洗練されている。半面、尖った特徴を持ったものや「勢い」だけで製品化したようなものは出にくくなっている。アジアのオートショーに行くとわかるのだが、タイ、上海などのアフターマーケットの展示会のカオス加減は昭和40年代の日本の市場を見るようで、楽しくもあり力強さを感じる。まずDOD TECHという会社は、バイク用のドラレコ、ルームミラー型のドラレコ、超高感度のドラレコを展示していた。バイク用は本体が流線形なだけでなく完全防水となっている。ルームミラー型のドラレコは日本にもあるが、昔流行ったワイドミラー式に取り付ける感じがよい。超高感度は、この会社のドラレコの特徴であり、多くの製品がISO12800相当の感度を備えている。そこまで感度を上げなくてもよいとも思うのだが、夜間でもカラー録画が可能であり、確かに夜間事故への対応と考えれば「アリ」の性能なのかもしれない。ASUKA AUTOTRONICSは、2CH対応のWi-Fi搭載モデルのドラレコを展示していた。形状はロープロファイルでアングルの調整部分などかなり洗練されているように感じる。2CHなのでフロントとリアの画像の記録が可能だ。両チャンネルともFull HDに対応している。モニターディスプレイは内蔵していないが、Wi-Fiによって手持ちのスマートフォンなどに画像を飛ばすことができる。なお、これらの製品はAmazonなどで日本でも入手可能だが、新興国のメーカーにとっては日本の大手サプライヤー、メーカーへの納入実績、日本企業との取引実績は、やはりグローバルビジネスでの訴求ポイントになるとして、積極的に売り込みにきているようだ。
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