来場者数2,800名超え!自動車整備体験から芽生える次世代への期待と地域定着への挑戦…ジュニアメカニック2026 in 東北 | CAR CARE PLUS

来場者数2,800名超え!自動車整備体験から芽生える次世代への期待と地域定着への挑戦…ジュニアメカニック2026 in 東北

イベント イベントレポート
来場者数2,800名超え!自動車整備体験から芽生える次世代への期待と地域定着への挑戦…ジュニアメカニック2026 in 東北
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2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間、宮城県仙台市の夢メッセみやぎで、小学生から中学生を対象としたジュニア向けの本格的な自動車整備体験イベント「ジュニアメカニック2026 in 東北」が開催された。会場では出展企業による体験コンテンツが前年の倍近くに拡充され、自動車整備の魅力と技術の進化を親子連れや業界関係者に強く印象付けた。会期中の来場者数は、昨年の1,877名を大きく上回り、2,804名となり、大盛況のうちに閉幕した。

本イベントは、自動車整備士の人材不足問題に行政と業界で対応するべく、国土交通省 東北運輸局などが実行委員会を構成して企画された。楽しみながら整備体験をすることで、小・中学生の子どもたちに自動車やメカニックの魅力を感じてもらうことと、自動車アフターマーケット従事者の子どもたちに参加を呼び掛けて家族の仕事に誇りを持ってもらうことを目的に今回で2回目の実施となり、昨年と同様に、東北エリアの自動車業界向け展示会『オートアフターマーケット東北2026』と同時開催された。

塗装体験は満員に…本物に触れる「体験」が親子の意識を変える

前述の通り、今年の会場では、出展事業者の協力により体験コンテンツが大幅に増やされ、会場面積も拡大して展開された。 特に今回初めて実施された「塗装体験」は受付開始と共に満員となる大盛況を見せた。また、コマツや日立建機といった建設機械業界の協力による「重機AR体験」や重機展示など、普段は目に触れにくい高度な機械やツールを体験できるプログラムも大きな注目を集めた。

子どもたちの真剣な眼差しや楽しむ姿を間近で見た保護者にとっても、我が子の成長を実感すると同時に、整備業界の「今」を知り、イメージを刷新する貴重な機会となったはずだ。

「点」から「線」へ…東北の地域定着と次世代育成の持続可能なサイクル

ジュニアメカニック2026 in 東北の実行委員会構成団体の1つである、国土交通省 東北運輸局自動車技術安全部 部長の平川清彦氏に会期終了後に話を伺うと「子どもたちは自動車の構造や整備について知らない状態からスタートしますが、本物のツールや機械に直接触れる体験を通して、非常に真剣かつ楽しそうに取り組み、成長を実感させてくれました」と手応えを語った。

国土交通省 東北運輸局 自動車技術安全部 平川清彦部長

本イベントの大きな目的の一つが、将来を担う次世代の育成と地域社会への貢献である。自動車が生活インフラとして不可欠な東北地域において、首都圏等への人材流出を抑え、地元での定着や還流を促す足がかりとすることが期待されている。

平川部長は「イベントを一過性の『点』で終わらせず、継続的な取り組みの『線』として定着させることが重要です」と強調する。理想とするのは、子ども時代にこのイベントで整備体験を楽しんだ参加者が、成長して整備士の道を歩み、やがて指導者や出展者として再びこの会場に戻ってくるという長期的なサイクルである。

整備士不足や業界の魅力発信といった課題は、単独の事業者だけでは解決できない。行政、自治体、教育機関、関連企業、さらには今回初めて協力団体となった、一般社団法人日本建設機械工業会などの異種業界が一体となり、広域で連携して業界の魅力を強力に発信していく体制が不可欠となる。

自動車技術はEV化を始め、急速な進化を続けており、それに伴い車の安全を担う整備士の役割と重要性はより一層高まっている。最後に平川部長は「現場で働く整備士の皆さんには、自らの仕事が社会に大きく貢献していることを改めて認識いただき、誇りと自信を持って業務に励んでいただきたいと思います。そして、その誇りある姿を次の世代へ伝えていくことが、業界の未来につながるものと考えています」と述べた。

なお、小・中学生向けの自動車整備体験イベントは、10月2日(土)・3日(日)に福岡市博多区のマリンメッセ福岡B館でも『ジュニアメカニック2026@福岡』として開催される。同イベントの体験コンテンツの詳細や来場事前登録は公式サイトで確認できる。ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

《カーケアプラス編集部》

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