【IAAE2025】支払総額表示義務化に対応する電子棚札システム…デジタル化にとどまらないDXを実現 | CAR CARE PLUS

【IAAE2025】支払総額表示義務化に対応する電子棚札システム…デジタル化にとどまらないDXを実現

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【IAAE2025】支払総額表示義務化に対応する電子棚札システム…デジタル化にとどまらないDXを実現
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自動車のECUやモバイルアプリなどの開発を行うシステム開発会社「株式会社MiraX(ミラクス)」は、2月26日~28日に東京ビッグサイトで開催されたオートアフターマーケットの活性化を目的とした商談型展示会「第22回 国際オートアフターマーケットEXPO 2025(IAAE 2025)」に出展。車両価格の一括変更が可能なデジタルプライスディスプレイシステム(車両価格表示システム)「お車価さま(おしゃかさま)」を展示し、2023年10月に改正された「支払総額表示義務化」に対応する新たなソリューションとして注目を集めた。

中古車販売店は、2023年10月以降「支払総額表示義務化」により、最低でも毎月1回(※自賠責保険料や自動車税種別割を月割で算出する必要があるため)プライスボードの書き換えを余儀なくされている。これにより、業務効率の低下やコストの増加はもちろんだが、一時的に店頭価格と中古車情報サイトの価格に差が生じる“二重価格問題”や、大企業に求められる環境への配慮などの課題に直面している。

これらの課題に対するソリューションとして提案されたのが先に挙げた「お車価さま」である。同サービスは、スーパーマーケットなどで目にする商品の価格や商品名などをデジタルで表示する機器「電子棚札(ESL)」を使用することで、印刷や差替えなどの作業コストを大幅に削減できる。また、自社のシステムと連動させることで情報の一元管理が可能になる。つまり、大元のデータを更新することで電子棚札だけでなく、自社ウェブサイトや中古車情報サイトに掲載している情報も連動して更新が行われるということだ。

電子棚札(ESL)は、株式会社イシダ社製のPolarisを採用。ボタン電池で約5年間駆動、4色表示対応

ここまでであれば、価格表示を“デジタル化”するためのサービスであるが、同サービスはさらに付加価値を生み出すことで“DX”を目指したものである。現在特許出願中である「ステータス管理」機能では、展示前点検や洗車など車両入庫時から販売(展示)に至るまでの工程における滞留状況を把握することで“現場の見える化”に繋がり、より効率的な販売促進が可能になる。さらにデータの蓄積が進むことで、車種別、地域別、時期別などあらゆるデータを分析し、最適価格を設定することで顧客満足度の向上や購買意欲の喚起に繋げるなど、プラスαの機能が充実している。

ステータス管理により販売ステータスの見える化を図る

株式会社MiraXの高山了俊代表は「我々はシステム会社ですので、まだ自動車業界の情報に明るくはありませんが、元々は大手中古車販売店様から相談を受けたことをきっかけにシステム開発に至っておりますので、実業を行う皆様のニーズに合ったサービスになっていると思います。電子棚札の表示に関しましても公正取引協議会に確認を頂いています。逆にシステム会社であることを活かしたカスタマイズは得意としていますので、低コストで個社に併せた専用のシステム構築が可能です」と自社サービスの強みについて話す。

ビッグモーター問題以降、中古車販売店に対する世間の目は厳しさを増している。コンプライアンス遵守が求められる中、支払総額表示義務化への対応は各社、頭を悩ませていることだろう。今後ますます人手の確保が難しくなることを考えると、早いうちから“デジタル化”や“DX”を考えてみてはいかがだろうか。

《カーケアプラス編集部》

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