ソニー損保は10月1日、「ドライブレコーダー映像のAI解析サービス」を開始した、と発表した。
このサービスは、顧客が所有するドライブレコーダーの映像をAIで解析し、事故時の車の走行軌跡や速度などの状況を図表や映像で共有することで、分かりやすく納得感のある事故解決を目指すものだ。
近年、あおり運転による事故報道などを受けて、ドライブレコーダーの重要性が増している。ソニー損保が2024年8月に発表した「2024年 全国カーライフ調査」によると、ドライブレコーダーの搭載率は2年連続で半数以上となった。これを背景に、ソニー損保は従来からドライブレコーダー映像を事故解決に活用していたが、今回の新サービスにより、さらに迅速かつ適切な事故解決と顧客の納得感向上を目指す。
新サービスでは、顧客から提供されたドライブレコーダーの映像をAIで解析し、車の走行軌跡を地図上に表示、速度推移グラフ、事故時の様子を時系列にテキスト化した簡易レポートを作成する。これらの情報は、担当者による画面共有や顧客自身で確認することが可能だ。
ソニー損保は「価値ある『違い』で安心と感動を」をビジョンに掲げ、顧客にとって価値ある「違い」の創出に挑戦している。自動車保険においては、24時間365日の事故対応サービスや多様なコミュニケーション手段の提供など、顧客価値の最大化に向けた取り組みを進めている。今回の「ドライブレコーダー映像のAI解析サービス」の提供開始もその一環だ。
今後も、ソニー損保は顧客から安心して事故解決を任せられるよう、サービスのさらなる拡充と品質および利便性の向上を図るため、人に寄り添う力とテクノロジーの力を掛け合わせた取り組みを進めていく。