お盆期間の高速道路渋滞を回避するコツ! NEXCOなどがアドバイス | CAR CARE PLUS

お盆期間の高速道路渋滞を回避するコツ! NEXCOなどがアドバイス

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  • お盆期間の高速道路における主な渋滞発生予測(最大渋滞長30km以上)

渋滞を回避したい! NEXCO各社、JB、日本道路交通情報センターは7月12日、お盆期間(8月8~18日)の高速道路での渋滞予測を発表した。併せて道路事業者各社は、特に長い渋滞の回避例を挙げている。同じルートを通らなくても自身の予定に応用してほしい。

●8月10日(土)東北道下り
矢板北PA付近を先頭とする渋滞(最大45km)

栃木都賀JCT→西那須野塩原ICを走行する場合、渋滞のピークは8~10時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約3倍(約2時間)を予測している。栃木都賀JCTを3時よりも前または18時以降に通過する場合の所要時間は約40分の予測で、これらの時間帯を利用するとよい。

渋滞原因:サグによる速度低下……矢板北PAの3km先付近で下り坂から上り坂に変わる。こうしたサグ部では無意識のうちに速度が低下してしまう。これが渋滞の原因となるため、速度低下に注意する。

●8月12日(月)関越道上り
高坂SA付近を先頭とする渋滞(最大40km)

藤岡JCT→鶴ヶ島ICを走行する場合、渋滞のピークは16~18時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間30分)を予測している。藤岡JCTを13時よりも前または23時以降に通過する場合の所要時間は約30分程度と予測しており、これらの時間帯を利用する。

渋滞原因:サグ部等での速度低下、SA部の合流……高坂SA入口の約1km手前で勾配が下り坂からゆるい上り坂に変わり、無意識のうちに速度が低下してしまう。渋滞の原因となるため注意する。また、高坂SAを利用する客は本線合流後、渋滞予防のためしばらく左車線をキープをするとよい。

●8月10日(土)東名下り
秦野中井IC付近を先頭とする渋滞(最大45km)

東京IC→秦野中井ICを走行する場合、渋滞のピークは7~11時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間50分)を予測している。東京ICを前日20時よりも前または同日16時以降に通過する場合の所要時間は約35分と予測される。

渋滞原因:長い上り坂およびサグによる速度低下……秦野中井IC付近は、下り坂から上り坂に変わるサグ部から長い上り坂が続くため、無意識のうちに速度が低下してしまう。LED表示板で速度低下ポイントを知らせているので、速度低下に注意すること。

●8月12日(月)中央道上り
小仏トンネル付近を先頭とする渋滞(最大30km)

大月IC→八王子JCTを走行する場合、渋滞のピークは17~21時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約5倍(約2時間)を予測している。大月ICを13時よりも前または翌1時以降に通過する場合の所要時間は約25分と予測しており、これらの時間帯を利用する。

渋滞原因:サグによる速度低下……小仏トンネル付近は長い上り坂が続きトンネル部も重なることに加え、お盆期間には交通が集中することから渋滞が発生しやすいポイントだ。情報板で速度低下ポイントを知らせている。

●8月9日(金)名神下り
旧山科BS付近を先頭とする渋滞(最大30km)

竜王IC→京都南ICを走行する場合、渋滞のピークは17~18時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約5倍(約2時間30分)を予測している。竜王ICを14時よりも前または24時以降に通過する場合の所要時間は約30分と予測しており、これらの時間帯を利用するとよい。

渋滞原因:サグによる速度低下……旧山科BS手前では、下り坂から上り坂に変わる。こうしたサグ部では無意識のうちに速度が低下する。大阪方面へは草津JCT、瀬田東JCTで、名神高速道路と京滋バイパスの2ルートの交通情報を提供する図形情報板を設置しているので、ルート選択の参考にできる。

●8月8日(木)名神上り
大津IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)

高槻JCT→大津ICを走行する場合、渋滞のピークは9~14時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約5倍(約1時間40分)を予測している。高槻JCTを7時よりも前または16時以降に通過する場合の所要時間は約20分との予測で、これら時間帯の利用をおすすめする。

渋滞原因:大津IC・SAの分合流およびトンネル……大津IC・SAでの分合流および手前2カ所のトンネルでの速度低下により渋滞が発生する。栗東・名古屋方面へは大山崎JCTで、名神高速道路と京滋バイパスの2ルートの交通情報を提供する図形情報板を設置しているので、ルート選択の参考にできる。

●8月11日(日)神戸淡路鳴門道下り
北淡IC付近を先頭とする渋滞(最大25km)

垂水JCT→北淡ICを走行する場合、渋滞のピークは11時で、所要時間は渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間15分)を予測している。垂水JCTを8時よりも前または17時以降に通過する場合の所要時間は約20分と予測しており、これらの時間帯を利用する。

渋滞原因:サグ部や長い上り坂での速度低下……東浦IC手前付近の下り勾配から上り勾配に変わるサグ部と、東浦ICを過ぎてから仁井TN付近までの長い上り坂(約3km)のため、無意識に速度が低下して渋滞が発生する。速度低下に注意する。

基本的に、混雑時間帯を避ける、というのが道路事業者の推奨する渋滞の回避方法だ。

また渋滞緩和のポイントとして道路事業者各社は、(1)上り坂など速度低下を注意喚起している場所では、速度低下に注意すること、(2)走行中は余計なブレーキを踏まないように、十分な車間距離を確保すること、(3)渋滞中におけるむやみな車線変更は、渋滞の更なる悪化を招く可能性があるので控えること、を挙げている。

なお、渋滞予測は過去の渋滞実績と最近の交通状況を踏まえたものだ。実際の渋滞状況は、事故などの交通障害や天候の影響などにより、異なる場合がある。出発前や旅行中も最新の道路交通情報を確認しよう。

《高木啓》

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