ホンダは4月9日、SD BlueEarth・青い地球を育む会のキャプテンであるさかなクンを、砂浜の清掃活動「Hondaビーチクリーン活動」の応援団長に迎えたと発表した。この活動は、次世代に「環境を大切にする心」を育むことを目的としている。
2006年から続くホンダのビーチクリーン活動は、「素足で歩ける砂浜を次世代へ」というスローガンのもと、砂浜の清掃を行ってきた。この活動では、大きなゴミを手拾いした後、ホンダ独自開発の「Hondaビーチクリーナー」を使用してゴミを回収する。
Hondaビーチクリーナーは、特許を取得した清掃用機材をATVで牽引し、砂浜の清掃を行うシステム。ゴミをかき集める「サンドレーキ」、砂とゴミを分ける「サンドスクリーン」、ゴミを回収・分別する「ゴミ回収ステーション」、さらに湿った砂でも使用できる「回転式スクリーン」から構成されている。
さらに、子どもたちを対象にした環境授業も展開しており、さかなクンは大分県大分市でのビーチクリーン活動を皮切りに、海洋ごみ問題や海の大切さを伝える環境授業を実施する。
またホンダは、ビーチクリーン活動を支える技術の進化にも取り組んでいる。2人乗りの小型電動モビリティ「Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Concept」をビーチクリーナーの牽引車として試験導入。また、さかなクンが命名した新ツール「シャカシャカ」を導入し、細かな海洋プラスチックゴミの回収にも取り組んでいる。