江ノ電バスは3月下旬より、藤沢・鎌倉市内において、路線バスとしては初となる電気バス(EVバス)の運行を開始すると発表した。
江ノ電バスは、これまで神奈川県の藤沢市、鎌倉市、横浜市を中心に、地域住民や観光客に向けて「安全・安心・快適」なバスサービスを提供してきた。今回のEVバス導入は、2050年のカーボンニュートラル達成と脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環。地域社会と環境に優しい公共交通機関を目指し、環境負荷の低減を図る。
導入されるEVバスは、大型のBYD『K8』、小型のBYD『J6』各1台。大型バスは最大乗車定員80人で航続約240km、小型バスは35人で航続約200km。これにより、日常の公共交通機関として十分な運行が可能となる。
デザインコンセプトは、藤沢・鎌倉の豊かな自然環境や海を守るという想いが込められており、江ノ電グループのイメージキャラクター「えのんくん」を用いて表現されている。運行エリアは藤沢市と鎌倉市内で、江ノ電バス湘南営業所が担当する。