ジョイカルジャパンは、70歳以上の地方在住で車を運転する親を持つ子ども107名を対象に、免許返納に関する親子間のコミュニケーションの実態調査を実施した。調査は、1月26日から1月29日にかけてインターネット調査で行われた。
調査結果によると、親が免許返納をしていると回答したのは19.7%にとどまり、79.4%が「していない」と答えている。さらに、免許返納を検討していると思う子どもは13.0%に過ぎず、69.4%が検討していないと感じていることが明らかになった。
親の免許返納に関する子どもの心情では、「免許返納をしてほしいが生活が不便になると心配している」という回答が29.9%で最も多く、次いで「運転リスクがあるため、免許返納をしてほしい」が23.4%だった。しかし、親と免許返納の話ができている子どもは30.9%に留まり、65.4%が話ができていないという状況。話ができていない理由として、「親の生活が不便になってしまうから」という声が44.3%で最も多く挙げられた。
今回の調査は、高齢者の免許返納に関する親子間のコミュニケーションの現状と、それに対する新たな解決策を提供することの重要性を浮き彫りにした。高齢者のカーライフを支えるためには、安全性と利便性を両立させるサービスの提供が求められている。