[カーサウンドコンテストって何?]ギャラリーとして参加するのもアリ! その楽しみ方 | CAR CARE PLUS

[カーサウンドコンテストって何?]ギャラリーとして参加するのもアリ! その楽しみ方

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2021年に開催された『ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト 東日本大会』の会場風景。
  • 2021年に開催された『ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト 東日本大会』の会場風景。
  • 2022年に開催された『ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト 東日本大会』の会場風景。
  • 2022年に開催された『ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト 西日本大会』の会場風景。

カーオーディオシステムの完成度の高さを競い合うイベント、「カーサウンドコンテスト」が全国各地で開催されている。当特集では、これが何なのかを詳しく紹介している。今回は、これにギャラリーとして参加する際の楽しみ方を説明していく。

◆「カーサウンドコンテスト」には、ギャラリーとして参加しても良い?

「カーサウンドコンテスト」は、車両に積まれたオーディオシステムの優秀さを競い合う会であり、参加者の主体はエントラントだ。しかし、ギャラリーの来場も歓迎してくれる場合がほとんどだ。というのも「カーサウンドコンテスト」は、愛好者を増やすためのもの、という性格も持っているからだ。

ちなみにコロナ禍での開催となっていた時期には、ギャラリーの来場を受け付けない大会もあった。しかし現在はコロナ禍以前に戻った。ほぼすべてがオープンな会となっている。

なお、「カーサウンドコンテスト」はスポーツの大会のように競技そのものにはエンターテインメント性はない。ならばギャラリーとして参加してもつまらないのでは…、と思う向きもあるかもしれない。しかし実はそうではない。なぜならば、会場にはメーカーおよびショップのデモカーが多々来場するからだ。つまり「カーサウンドコンテスト」は「製品試聴会」という側面も持っている。

以前の記事でも書いたとおり、カーオーディオ製品のチョイスは、実際に音を聴いて行うべきだ。選定においてもっとも重要なのは、「好みの音がするかどうか」だからだ。しかし、店頭で試聴できる製品の数は限られている。しかし「カーサウンドコンテスト」に行けば、多くの製品の音を聴ける。そんな機会はそうそうない。そのチャンスを逃す手はないのだ。

◆たくさんのデモカーの音を聴くと、欲しい製品がどれなのかが見えてくる!?

もっとも、デモカーの音を聴く場合、そのクルマで聴けるサウンドがスピーカーによるものなのか外部パワーアンプによるものなのかが分かりづらい。感動する音と出会えても、その感動はスピーカーによってもたらされたものなのか外部パワーアンプによって得られたものなのかが判断しにくい。それで製品選びの参考になるのかというと…。

確かに1台のクルマの音を聴いただけでは、良く分からないかもしれない。しかしたくさんのクルマの音を聴いていくと、だんだんと傾向が掴めてくる。スピーカーの特長が色濃く出ている音なのか、外部パワーアンプの個性が強く発揮されている音なのかが見えてくるようになっていく。

というのも多くのクルマの音を聴いていくと、スピーカーが同じだったり外部パワーアンプが同じだったりする。そうすると、このスピーカーが付いているとこういう音になる、という傾向が分かってくるのだ。こうして経験則を積み上げていくと、自分が手にしたいスピーカーや外部パワーアンプがどれなのかが、少しずつ見えてくる。

◆ショップ選びの参考にもなり、さらにはシーンの“今”が見えてくる!

またショップデモカーの音を聴く場合には、ショップ選びの参考にもなる。なのでショップデモカーでは、個々の製品の特長を掴もうとすることに加えてシステム全体の完成度にも注目しよう。そうすると、そのショップの取り付け技術やサウンドチューニング能力の確かさを推し量れる。結果、愛車を任せたいと思えるお店も探し出せるのだ。

さらには、エントラントのクルマの音を確認できる場合も少なからずある。ちなみにイベントによっては、試聴が可能か否かが分かるようにしてくれている場合もある。例えばフロントウインドウに「試聴可」というような張り紙を掲示してくれている場合もあるのだ。そうであったら、クルマの周りにオーナーがいるかを確認してオーナーにひと声かけた上で聴かせてもらおう。そうしてエントラントのクルマの音も聴ければ、経験則を一層積み上げられる。

また、エントラントのクルマを試聴できる場合には、今の流行も肌で感じ取れる。ちなみにカーオーディオアイテムの流行のスパンは、実は案外短かったりもする。ロングセラーモデルがある一方で、去年は多くのエントラントがA社のスピーカーを付けていたのに、今年は新たな人気モデルが台頭している、なんてことも見えてくる。

かくして「カーサウンドコンテスト」は、ギャラリー参加しても多くの楽しさを味わえる。

今回は以上だ。次回は実際にエントリーするにはどのようにすれば良いのかについて詳しく説明していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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