資源エネルギー庁が発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月10日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は前週比0.8円高の173.3円で8週連続の値上がりとなった。
レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格が173円を超えるのは2022年7月4日の調査以来、約1年ぶり。経済産業省はガソリン価格を抑えるため2022年から導入していた補助金について、1リットルあたり25円の補助上限額を6月から段階的に引き下げ、9月末で終了すると発表。ガソリン価格は上昇傾向にある。
地域別では北海道が前週比1.3円高の171.0円、東北は0.5円高の171.6円、関東は0.9円高の173.1円、中部は0.5円高の172.8円、近畿は1.1円高の173.1円、中国は0.4円高の172.2円、四国は0.6円高の174.5円、九州沖縄は1.0円高の175.9円。全エリアで値上がりとなった。
ハイオクは184.1円、軽油は153.0円。ともに前週から0.8円の値上がりとなった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月12日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は162.3円/リットル(前週比+0.2円)、ハイオクは174.3円/リットル(+1.4円)、軽油は138.3円/リットル(+1.5円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
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