ホンダアクセスは「中古車の購入に関する調査2023」を実施。過半数の人が値引き交渉を行っており、成功者は約7割以上となっていることが明らかになった。
調査は5月19日から22日の4日間、直近3年以内に中古車を購入した20歳～69歳のドライバー1000人を対象にインターネットリサーチで実施した。
●新車ではなく中古車にした理由がある
まず、新車ではなく中古車にした理由を聞いたところ、「購入費用を抑えられる」（62.4％）が突出して高くなった。以下、「気軽に乗ることができる」（28.2％）、「すぐに納車される」（28.1％）、「装備が充実したクルマを購入できる」（18.0％）、「生産終了になったクルマを購入できる」（9.6％）が続いた。
購入した中古車のボディタイプについては、「軽自動車」（39.8％）がトップ。特に女性は50.2％と半数を超えた。以下、「コンパクトカー」（17.3％）、「ミニバン」（13.8％）、「SUV」（9.6％）、「セダン」（8.0％）が続いた。購入場所については、「中古車販売店（ディーラー系除く）」（53.2％）が最も高く、「ディーラー系中古車販売店」（23.6％）、「ディーラー」（12.2％）、「知人から購入」（6.0％）、「個人売買代行サービス」（2.8％）が続いた。
●購入時には「ここ」にこだわったが…
購入時にこだわったポイントは「価格」（57.0％）、「走行距離」（42.7％）、「ボディのタイプ」（36.9％）、「年式」（29.2％）、「メーカー・ブランド」（27.1％）の順。男女・年代別にみると、40代男性では「年式」（40.0％）、60代男性では「年式」（40.0％）や「装備（カーナビ付きなど）」（33.0％）、「エンジンのタイプ」（28.0％）、60代女性では「価格」（69.0％）と「ボディのタイプ」（49.0％）が全体と比べて10ポイント以上高くなった。
次にこだわったポイントについて、当初の希望と実際に購入した中古車とを比較してみた。「走行距離」は当初の希望は「5万km」（26.8％）が最も多く、平均は4万4000km。一方、購入した中古車の走行距離は「1万km」（17.6％）が最も多く、平均は4万2000kmだった。「年式」については、当初の希望は「5年落ち」（35.5％）が最も多く、平均は5.1年落ち。購入した中古車の年式も「5年落ち」（21.8％）が最も多く、平均は5.2年落ちだった。「価格」の当初希望は「100万円～150万円未満」（26.6％）が最も多く、平均は135万7000円。購入した中古車の価格も「100万円～150万円未満」（22.7％）が最も多く、平均は145万2000円だった。
●値引き交渉した？ うまくいった？
中古車購入で最もこだわる「価格」について、値引き交渉をしたか聞いたところ、56.7％が「した」と回答。購入費用を少しでも抑えるため、交渉にチャレンジした人が多いようだ。年代別にみると、20代（65.0％）が最も高くなった。次に値引き交渉をした人にその結果を聞いたところ、「値引きできた」は76.0％、「交渉をしたが値引きできなかった」は24.0％となった。値引き交渉を試みたものの、希望が全く叶わなかった人は少なくないようだ。値引きできた金額は、「5万円～10万円未満」（22.8％）が最も高くなり、値引きを実現できた人の平均は10万6000円だった。
また、中古車選びの際に行った現車確認でチェックしたポイントを聞いたところ、「ボディの状態」（46.6％）が最も高くなった。ボディにキズやへこみなどがないか、入念にチェックした人が多いようだ。次いで高くなったのは、「内装の状態」（39.2％）、「車内のにおい」（33.4％）、「シートの座り心地」（32.5％）、「タイヤ・ホイールの状態」（28.4％）だった。男女別にみると、男性では「エンジン始動時の動作・異音の有無」が32.2％、「エンジンルーム内の状態」が27.0％と、女性（順に21.8％、15.4％）と比べて10ポイント以上高くなった。
●中古車選びで参考にした情報
最後に、中古車選びの際、どのような情報を参考にしたか聞いたところ、「中古車検索サイト」（27.9％）がトップだった。以下、「販売店の営業担当者からの情報」（21.5％）、「自動車情報サイト」（15.1％）、「メーカー・販売店のホームページ」（14.2％）、「友人・知人からのクチコミ」（13.3％）が続いた。男女・年代別にみると、20代男性と30代男性では「YouTube」（順に15.0％、13.0％）が全体と比べて5ポイント以上高くなった。若年男性には、専門家などが発信する動画の視聴を通じて、自身の希望に合う中古車を探したり、中古車選びのノウハウを得たりする人が多いようだ。
