元テスラジャパン在籍の磨き職人が、耐候性の高いプロ向けの「コーティング剤」を鋭意開発中…エムツーテクノロジー | CAR CARE PLUS

元テスラジャパン在籍の磨き職人が、耐候性の高いプロ向けの「コーティング剤」を鋭意開発中…エムツーテクノロジー

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ボディコーティング剤『サンダーストーム』イメージビジュアル
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様々な工業用ケミカルの研究開発および製造・販売を行うケミカルメーカーのエムツーテクノロジー株式会社(東京都立川市/村上尚史代表取締役)は、耐候性が高いプロ向けの自動車用コーティング剤『PPC サンダーストーム』の開発に取り組んでいる。特にアルカリ性のケミカルにも強いコーティング剤の開発を目指しており、2023年8月に発売を予定している。

ボディコーティング剤の弱点に着目

同社の村上代表は、ボディコーティング施工の技術力をかわれ、ディテイラー(磨き職人)としてテスラモーターズジャパン合同会社に約2年間在籍した経験があり、2021年にエムツーテクノロジー株式会社を起業。村上代表は、これまで携わってきたボディコーティング施工の現場経験を踏まえ、自動車メーカーの純正オプションのボディコーティング剤はアルカリ性の水垢クリーナーなどで洗車を行うと撥水性の低下や艶が落ちたり、コーティング被膜が除去されてしまうケースがあることに着目。コーティング施工翌日にアルカリ性カーシャンプーなどで洗浄しても、撥水性が変わらず艶も維持できるコーティング剤を作り上げるべく開発に取り組んでいる。

ボディコーティング剤『PPC サンダーストーム』イメージビジュアル

過酷な環境下でも塗装を保護するコーティング剤を目指す

「自動車や船舶などの塗装面を汚れから保護するコーティング剤は様々ありますが、特に過酷な環境下でも耐える特別なものを開発したいと思いました。コーティング剤本来の目的は、汚れがついても落としやすく、塗装へのダメージを軽減することです。熱にも強く、極寒にも強い。薬品や溶剤など、どんな状況でも塗装を保護する究極のコーティング剤を開発するために研究を続けてきました。私は以前、テスラモーターズジャパンに在籍していたのですが、米テスラCEOのイーロン・マスクは野望に満ち溢れていました。私はそんな彼を尊敬しています。弊社も“ 妥協のない製品づくり ” を日々の目標に掲げています」と村上代表は思いを語る。イーロン・マスク氏の独創性に強く影響を受けている村上代表が開発を進めるコーティング剤には期待が持てそうだ。

プロ向けのコーティング剤『PPCサンダーストーム』完成後は、日本で唯一の自動車アフターマーケット国際展示会「第22回 国際オートアフターマーケットEXPO 2024(会期:2024年3月5日~7日)」に出展予定。アメリカ・ラスベガスで開催を予定されている世界最大規模の自動車パーツ見本市「SEMA Show 2024(会期:11月5日~8日)」への出展も検討している。

なお、エムツーテクノロジー株式会社では、これまでにオーダーメイドを含むナノマテリアル(各種グラフェン、単層/多層カーボンナノチューブなど)、メガソーラーパネル洗浄剤、コインランドリー用洗剤、コンクリート用コーティング剤、木材用親水コーティング剤、自動車用コーティング剤、船舶塩害用コーティング剤、壁紙用コーキング剤、バイオテロ用除菌剤の研究開発・製造販売を手掛けている。

《カーケアプラス編集部》

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