もはや絶滅危惧種? こんなにあった国産“横開き”バックドア車【懐かしのカーカタログ】 | CAR CARE PLUS

もはや絶滅危惧種? こんなにあった国産“横開き”バックドア車【懐かしのカーカタログ】

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トヨタ・ラウム(初代)
  • トヨタ・ラウム(初代)
  • 日産キューブ(初代)
  • 日産キューブ(初代)
  • 日産キューブ(初代)
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  • トヨタ・ラウム(初代)
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過日新型が導入されたルノー『カングー』といえば、いわゆる観音開きのダブルバックドアがトレードマーク。一方で国産の乗用車系でも“横開き”のバックドアをもつモデルがあった。今ではほぼ絶滅危惧種になってしまったが、今回はそうしたクルマを振り返ってみたい。

◆日産・キューブ

デザインコンシャスなコンパクトカーとして魅力を放った2代目(2002年)の『キューブ』。個性の塊のようなクルマだったが、とくに左右非対称デザインのリヤエンドは印象的で、ここに“片手に荷物を持ったまま、狭い場所でも軽く開閉できる横開きバックドア”(当時の広報資料より)が設けられた。

スクエアなボディを活かしたクラストップレベルの開口幅(1122mm)と荷室幅(1010mm)も実現。横開きドアは3代目でも踏襲された。

◆トヨタ・ラウム

1997年に初代が登場した『ラウム』。当時の『スターレット』クラスのコンパクトな実用車で、5名乗車ながら両側スライドドアをもち、前席側ドアもヒンジの工夫で開けた時にドア上部がより大きく開く構造になっていた。

バックドアを横開きにしたことについて「家のドアもそうなっているでしょ?」と当時のチーフエンジニアは話していた。カタログでは“縦列駐車をした場合でも荷物の出し入れが簡単”と説明されている。

◆ダイハツ・ムーヴ

初代の登場は1995年。“人も、車も、ムーヴしよう。”がキャッチコピー。ビッグキャビン&ウルトラコンパクトノーズを打ち出しに、Aピラーがそのままボンネットの開口見切り線につながるデザインなどが外観上の特徴だった。

バックドアは“日常使い慣れている横開き式”(カタログより)を採用し、子供や女性を意識しての採用。広いガラスエリアの明るく開放的なキャビンスペースとともに親しみやすさを訴求していた。

◆三菱トッポBJ

軽自動車の『ミニカ』から派生したモデル。カタログは1998年10月の登場時の最初のカタログ。キャラクターを使ったフレンドリーな体裁で、トップページには“でっかい楽しさ見つけに行こう!トッポBJ出発!”のコピーが躍る。

実車は全高を高くし(ルーフレールなしの状態で全高1695mm)、ヘッドクリアランスをたっぷりととったパッケージングが売り。バックドアは横開きに加えガラスハッチ付きとし、使い勝手をさらに高めていた。

《島崎七生人》

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