旧車・名車・レア車…オーテックオーナーが“里帰り”、3年ぶり開催に318台集結 | CAR CARE PLUS

旧車・名車・レア車…オーテックオーナーが“里帰り”、3年ぶり開催に318台集結

イベント イベントレポート
オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング2022
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オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング2022」が11月12日、神奈川県・大磯ロングビーチ駐車場にて開催された。オーテックジャパンとニスモが合併し、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が発足して初となる今回は、前身のイベントから数えて15回目となる。

オーテックオーナーズグループ(AOG)とは、オーテックが手がけた車両のオーナーを対象にしたFacebookグループページ。その大規模オフ会的な交流イベントがこの湘南里帰りミーティングだ。オーテックではユーザーへ感謝を伝え、生の声を商品にフィードバックしたいという想いを掲げるが、過去2年はコロナ禍の影響でオンライン開催だった。リアルイベント実施は3年ぶりとあって、いつも以上に寄せられたという応募から、選ばれた参加車両は318台。さらには、最新のオーテック車やニスモ車、過去のSUPER GTマシンも会場に華を添えた。

◆ゲスト参加や物販ブースなどコンテンツ満載

当日は、11月半ばとは思えないほど温暖な晴天。このイベントは例年、天候に恵まれるとの定評があり、一度だけ台風の影響で中止された際も、当日朝には台風一過晴れ渡ったことは語り種となっている。

午前10時、NMCの片桐隆夫CEOによる開会の挨拶に続き、事前に発表されていなかったスペシャルゲスト、レーサーの平手晃平選手と2022オーテックレースクイーンの美すずさんが登場。SUPER GTのGT500クラスで、2019年からはGT-R、今年からはZをドライブする平手選手は、プライベートで『GT-R』とともに『マーチ』12SRを所有するオーテック車オーナーでもある。美すずさんは今年でオーテックレースクイーンを3期務めており、リアル開催の里帰りミーティングに念願の参加となった。

セレモニーが終わるや、長蛇の列ができたのはオーテックの物販ブース。グッズのみならず、掘り出し物パーツも多数用意され、人気アイテムは早々に完売する盛況ぶりだった。ほかにもニスモをはじめ、ミシュラン、モチュール、フジツボ、HKSといった協賛企業ブースやキッチンカーが軒を並べ、来場者を集めていた。

◆個性豊かな参加車両がずらり

参加車両はカスタマイズの内容などでいくつかのエリアに区切られて展示。現行車種を中心としたオーテックエリアやニスモエリア、チームパーキングエリアと、さまざまな車種が混在するオールスターエリアを設定した。

オールスターエリアには、オーテックの歴史の証人たちが勢揃い。4ドアGT-RことR33世代の『スカイライン40thアニバーサリー』や、『WC34ステージア』の260RS、S13コンバーチブル、S15ヴァリエッタといった『シルビア』のオープンモデル、S15やP10『プリメーラ』、R31スカイラインやA31『セフィーロ』など数々のオーテックバージョンなどスポーティなモデルから、『テラノ』や『デュアリス』といったSUV系、はたまたなつかしの『セレナ・キタキツネ』なども並んだ。さらには、U12『ブルーバードSSS-R』やN15『パルサーVZ-R N1』といったコンペ系、Y31『グロリア・ロイヤルリムジン』といったレアなクルマも注目を集めていた。

また、昨年話題になった女優の伊藤かずえさんの愛車であるY31シーマのレストアや、オーテックの歩みをまとめたパネルを展示。ファミリーでの参加者も楽しめるよう、子供を対象にしたスタンプラリーや、オーテックと同じく湘南・茅ヶ崎発祥というビーサン飛ばしをアレンジしたスリッパ飛ばしゲームのコーナーも設けられた。

午後には、平手選手と美すずさんを迎えてのトークショーを開催。会場内を歩き、気さくに参加者と交流した2人の気になったクルマ、SUPER GTの現場の話などに花が咲いた。白熱したのは、トーク終了後のじゃんけん大会。平手選手の緻密な戦略に敗退者が続出したものの、みごと20名の勝者が、12月4日に富士スピードウェイで開催されるニスモフェスティバル2022のペアチケットをゲットした。

その盛り上がりも冷めやらぬ中、迎えた閉会式。しかし、それで終わらないのが里帰りミーティングだ。オーテックのスタッフたちが、会場を後にする参加者たちに手を振り、お見送りをするのである。帰途に着く参加者たちの笑顔と、スタッフが掲げたパネルの「また大磯でお会いしましょう」の文字が、メーカーとユーザーの幸せな関係を物語っている。きっとまた来年も、オーテックブルーの空の下で再会できそうな予感がした。

《関耕一郎》

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