10月16日、東京・青海で開催されたスタンスネイション・ジャパン東京2022は、オーナーこだわりのカスタムカーが1,000台ほども展示された大規模イベント。澄み渡る秋空のもと、多くのクルマ好きが来場した。用品メーカーやカスタマイズショップのブースも会場に彩りを添えたが、洗車・メンテナンス用品のスペシャリスト「モンスター」のブースは、さまざまな趣向を凝らして来場者を楽しませていた。
◆YouTuberのラファエル氏がボンネット拭き上げのタイムトライアルに挑戦
今回出展したプロスタッフは、新規展開ブランドのモンスターをアピール。「自動車メーカーで言えばレクサスのような位置付けです」と担当者が自信を持つ、同社の洗車コーティング剤では上位ブランドとなる。
現在、モンスターブランドでは2商品を販売している。まずは、スプレーして拭くだけでガラス系コーティングができる上、施工済みのコーティングと密着して効果を高めることもできる「コーティング&ブースター」。もうひとつが摩擦を極限まで低減した超極細繊維を用いる大判吸水クロスの「ドライモンスター」だ。
当日はYouTuberのラファエル氏を招き、2商品のデモンストレーションを実施。人気YouTuberに気づいた来場者が数多く足を止めていたが、そこはやはりクルマ好き。目の当たりにした商品の性能に、興味津々で見入っていた。
また、「ドライモンスター」を使った、拭き上げのタイムトライアルイベントを実施。参加賞は「コーティング&ブースター」のサンプルで、ラファエル氏がマークしたタイムより早ければドライモンスターがプレゼントされるとあって、開催された3部とも盛況な様子であった。
◆吸水クロスの「ドライモンスター」はコスパもかなりの実力
この「ドライモンスター」、700×400mmのサイズと十分な厚みがあり、約1.4リットルの水を吸い込むことができるという。実際に使ってみると片面で拭き上げても、裏返すと水戻りすることなくまた吸水してくれる。サイドバイザーの裏側のような手の届きにくい部分や隙間の水滴も差し込むだけで吸い取れるうえ、左右2か所に取り付けられたサポートバンドを活用すれば、広い面の拭き上げも布面がヨレたりすることなく行える。
安価な洗車用タオルも多い中、一見2,000円を超える価格は高いと思うかもしれない。しかし撮影車をロケ地で素早く洗車する必要に迫られることが多く、日頃から使い勝手のいい洗車グッズを探している自動車ライターとしては、これほど迅速かつ確実に水を吸ってくれて使い勝手もいいとくれば、コストパフォーマンスに優れたアイテムだと思う。次のロケまでに購入しようと真剣に悩むほどだ。
◆種類を問わず、コーティングの寿命を伸ばす「コーティング&ブースター」
「コーティング&ブースター」は、効果の落ちてきたコーティングを補修するブースターという使用法が斬新だ。「新規にコーティングするだけでなく、コーティングが劣化したときに、それを下地として追いコーティングをしたいというニーズに応える処方となっています」とのこと。ボディ以外にもヘッドライトやホイール、メッキパーツや未塗装樹脂まで、様々な素材に対応できる成分を使用しており、それが自社・他社問わず既存のコーティングとの馴染みのよさにもつながっている。「他の製品との相性も考えた設計というのは、なかなかない違いだと思います。さらに、プロスタッフの商品に共通するのですが、誰がやっても失敗しにくい使い方を追求しています」と自信をのぞかせた。
手軽にコーティングをすることも、再施行が高額なコーティングの寿命を伸ばすこともできる「コーティング&ブースター」。普通車約7台分相当のスプレーボトル+拭き上げクロスのセットで、実勢価格は約3,000円強。さらに、約11台分相当の詰め替えボトルも新発売された。最近、愛車の水弾きが弱ってきた、とお悩みのユーザーにピッタリだ。裏技として、スマホのディスプレイに使うと汚れがつきにくくなるので、これもお試しあれ。
「これまでプロスタッフはコストを重視するお客様を中心に商品を提案してきましたが、価格が多少上がってもよりよいものを求める方もいらっしゃると思います。同じ和牛でもA4とA5の違いを求めるような感じですね。そうした方々に向けた商品群を提供していきたいです。現在は2ラインナップですが、今後は拡充を図っていきたいと思っています」。プロスタッフが長く蓄積してきたノウハウを活かし、これまで以上の機能と使い勝手を納得のプライスで提供するモンスター。洗車好きの心をくすぐる新製品の登場が楽しみだ。