スズキは、インド事業をさらに発展させるために、インド経営大学院のアーメダバード校(IIMA)およびコジコーデ校(IIMK)とそれぞれ協定を締結したと発表した。
スズキは1982年にインドに進出して以来、インドの顧客から必要とされる小型車を現地で生産し、経済成長とともに成長してきた。近年、カーボンニュートラルをはじめとする環境への取り組みが世界的に喫緊の課題となる中、柔軟な事業活動が必要となってくる。これらを研究するために、インド経営大学院2校と協定を締結した。
IIMAは1961年に設立され、ビジネスマネジメントの研究と教育で最先端を行くインド有数のビジネススクール。IIMAとスズキは、定期的な交流を通じて、スズキの新規事業も含めたインド事業多様化戦略や事業ポートフォリオ再構築についての研究を行う。
1996年にケララ州に設立されたIIMKは、企業文化研究などに強みを持つ。IIMKとスズキは、スズキのインドでの40年にわたる取り組みを分析し、スズキの強みを明確にした上で、長期的な視点からインド事業の方向性についての研究を行う。
スズキは、2008年のインド工科大学ハイデラバード校(IITH)設立以来、同校と技術面での人材交流を行っている。IITHとの交流に加えて、今回の協定締結により、IIMAおよびIIMKの教職員や学生との交流も深めていく。