日産自動車は9月7日、車載用リチウムイオンバッテリー開発・製造のビークルエナジージャパンを子会社化すると発表した。
ビークルエナジージャパンは、日立アステモ、INCJ、マクセルによる合弁会社。セルからパックまでの一貫した生産体制及びバッテリーマネジメントシステム技術を保有しており、今後成長の見込まれるハイブリッド車向けの車載用リチウムイオン電池、モジュール及びバッテリーマネジメントシステムの開発、製造、および販売をしている。
日産は、INCJが保有するビークルエナジージャパンの全普通株式を取得し、またビークルエナジージャパンが新たに発行する普通株式を引き受ける。その結果、ビークルエナジージャパンは日産の連結子会社となる。なお、日産および既存株主であるマクセルおよび日立アステモは、ビークルエナジージャパンの株式を共同で保有することとなる。
日産はビークルエナジージャパンを子会社化することで、安定的なバッテリーの調達先の確保だけでなく、性能・コスト双方で優位性を持つ次世代電池開発の実現を目指していく。