車載用リチウムイオン電池を手がけるパナソニックエナジーは7月14日、米国カンザス州に車載用リチウムイオン電池を製造する工場を新設すると発表した。
工場の新設で最大4000人の新規雇用と40億ドル(約5500億円)の投資を生み出すとしている。同社はテスラと共同でネバダ州で車載用リチウムイオン電池工場を運営しており、米国では2拠点目となる。
カンザス州の投資誘致補助金制度の承認を取得した。同社はテスラ向け車載用電池の供給体制を拡充するため、リチウムイオン電池の製造拠点の新設を検討してきた。工場では「4680」と呼ばれる新型車載用リチウムイオン電池を製造する見通し。
パナソニックエナジーのの只信一生社長は「自動車業界での電動化が進む中、需要に対応するため、米国での車載電池生産を拡大することは非常に重要。今後もリチウムイオン電池業界の成長を牽引し、将来的なゼロエミッションの実現に向けた取り組みを加
速する」とコメントしている。