チンクといえば限定車!イタリア本国で登場した魅力的な限定フィアット『500』【懐かしのカーカタログ】 | CAR CARE PLUS

チンクといえば限定車!イタリア本国で登場した魅力的な限定フィアット『500』【懐かしのカーカタログ】

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イタリア本国で登場したフィアット『500』限定車たち
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  • 500 Riva
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  • 500 Collezione
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フィアット『500e』登場後も日本市場では当面存続するICE(内燃機関)の『500』。そこで今回は、これまでに本国でリリースされた特別仕様車をカタログで振り返ってみたい。

500 Riva

イタリアのボートのラグジュアリーブランドの「Riva(リーヴァ)」とのコラボレーションモデル。外観では専用のブルーのボディ色にストライプが入り、16インチのアルミホイールもボディ色にペイントされた専用品で、サイドモールは『500』のロゴ入りのウッドのアクセント入り。

一方で、むしろ見せ場だったのはインテリアで、ボートの甲板などにも使われるマホガニーウッド(ボートと同様に防水加工かどうかは不明)がインパネにあしらわれるほか、シフトノブ、ステアリングもウッドを使った専用デザイン。Rivaのロゴが入り、ボディ色の玉縁の入った専用シートはポルトローナフラウ社製の本革。まさしく小さな高級車を地で行くような仕上がりのクルマだった。

500 Collezione

同名の限定車は、日本市場でも2019年2月に200台限定で発売された。ただしボルドーのボディ色のみだった。写真のカタログの本国仕様は2トーンのボディ色2色を含む全5色の設定があり、各々インパネはボディ色に合わせられていた。さらに通常のガラスルーフと500c(カブリオレ)も用意された。外観ではほかに、クロームのドアミラーキャップ、ボンネットモール、ストライプなども装着。インテリアでは専用パターンのシートが備わっていた。

『500』はポップな仕様も多い中、こうした大人びたセンスの仕様が限定社としてしばしば登場、その都度気になる……そんなファンも多かったのではないだろうか。

500 60 LIMITED EDITION

1957年の「NUOVA 500」の登場から60周年を記念し、2017年に登場した『500c』の限定車。日本市場でも2018年5月に50台だけ販売された。2トーンのボディ色や専用塗装のアルミホイール、各種クロームパーツなどを装着。また、60周年を記念しBピラー部には、通常の500cのエンブレムに代わり赤い60も文字が入った専用のエンブレムを装着。

さらに前後のFIATのロゴエンブレムも、実はクラシカルなデザインで標準車とは異なる。これは日本市場で2015年に発売された特別仕様車「ヴィンテージ」で初めて装着されたエンブレム。実は筆者は自分の『500』にこのエンブレムを入手して装着しているのだが、あまり人に気付かれない(!)、地味なドレスアップではある。 

500 Anniversario

やはり『500』の60周年を記念して登場したモデル。日本市場ではオレンジ色のグラスルーフ車が限定300台で販売された。本国仕様ではカブリオレの500cも設定され、さらにVerde Rivieraと呼ばれるブルーグリーン、白、グレーも設定。外観では「ヴィンテージ」でも装着された白いディッシュタイプのアルミホイール、ヴィンテージタイプのロゴエンブレムが装着される。

インテリアでは60 LIMITED EDITIONと共通のシート(ボディ色を反映した玉縁入り)とさらに専用デザインのシートも用意されていたようだ。

《島崎七生人》

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