憧れた「ネオクラ・スポーツカー」で熱い想いが蘇る~ネオクラオーナーズミーティング~ | CAR CARE PLUS

憧れた「ネオクラ・スポーツカー」で熱い想いが蘇る~ネオクラオーナーズミーティング~

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クラシックカーや旧車ではないが現代のクルマでも無い、そんな独自スタンスの“ちょっと古い”クルマとして近年注目を集めるネオクラシックネオクラ)。当時のクルマにしか無い魅力を備えた個性的な車種が多くのユーザーの注目を集めている。そんなネオクラが一堂に会した「ネオクラオーナーズミーティング」(5月29日/静岡県)で注目したのはスポーツカーの数々だった。

ここ数年はGRレーシングのモデル群やトヨタ『スープラ』、日産『フェアレディZ』の登場など、いくつかのニューモデルがニュースになることも多いスポーツカー。しかし、車種的にはその数は限定的。対して'90年代前期頃までのクルマシーンを見るとスポーツカーは車種の中でも一大カテゴリーだった。各メーカーが多くのモデル抱えパフォーマンスの高さやスタイリングを競っていた、そんな時代のスポーツカーをリアルに乗りこなせるのもネオクラの魅力だ。

その代表例はなんと言っても日産『スカイラインGT-R』だろう。'60年代に登場したGT-Rはレースシーンでも活躍し伝説のモデルとなった。しかし長らく後継モデルが登場しなかったのだが、1989年に登場したBNR32型にGT-Rがラインアップされ16年ぶりの復活を遂げた。いわゆるR32GT-Rと呼ばれるモデルで今もファンが多い。直6のRB26エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデルは専用のチューニングショップが登場するほどの盛り上がりを見せ、スポーツモデルをけん引する存在になっていく。R33、R34と'90年代後期に掛けて進化を続けスポーツモデルの代名詞となっていく。

スポーツモデルの系譜としてもうひとつ忘れてはいけないのが三菱『ランサーエボリューション』。その名の通りランサーのエボリューションモデルとしてデビューしたのだが、背景にはラリーへの参戦があり4WDのメカニズムを備えたハイパフォーマンスマシンだったのがそれまでのスポーツモデルとは異なる点。1992年の登場し“ランエボ”のニックネームで親しまれた。初代のエボIに始まりエボII、エボIIIと進化を続け、その後も2015年のファイナルエディションまで続くスポーツカーの大看板となる。中でも'90年代~'00年初期までのモデル群はネオクラとして評価も高く、多くのファンを集めるモデルとなっている。

ラグジュアリー性能も兼ね備えたヘビー級のスポーツモデルとしてもてはやされたのがスープラとフェアレディZだろう。両車は今も車名を残しているが、特にスープラはまったくの別物。かつてのスープラは『セリカXX』にルーツを持つモデルであり、北米の香りを持つスポーツモデルだった。流麗なボディデザインなど、ネオクラでしか味わえない車種のひとつと言えるだろう。フェアレディZも3代目となるZ31型(1983年デビュー)は初代モデルとは大きく異なるウェッジシェイプのデザインを備え今も新鮮なフォルム。後継のZ32と合わせて時代を感じさせるデザインとしてネオクラユーザーには見逃せない車種となっている。

その他に、三菱には『GTO』、ホンダ『CR-X』など、ネオクラのスポーツモデルの中には今ではその系譜が絶たれてしまった車種も数多い。スポーツモデルがもてはやされた時代だからこそ各メーカーが個性的なモデルをラインアップできたことの証だろう。現行車にはない個性を兼ね備えた当時のネオクラ・スポーツを発掘して、自分だけの往年のスポーツモデルを愛でるのも良いのではないだろうか。

憧れたネオクラ・スポーツカーで熱い想いが蘇る~ネオクラオーナーズミーティング~

《土田康弘》

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