東京2020オリンピック大会の開幕を控え、7月19日から、首都圏では各種交通規制が始まった。道路の大会関係車両専用レーンを走ったら、罰金6000円だ。路面のピンクのラインには注意されたい。東京2020組織委員会では、大会の関係者輸送を円滑に輸送するため、「オリンピック・ルート・ネットワーク(ORN)」および「パラリンピック・ルート・ネットワーク(PRN)」を設定した。大会期間中、ORNとPRNには路面表示および看板が設置される。大会関係車両が通行する路線であることを道路利用者に告知し、関係車両以外の利用抑制や駐車抑止を期待する。さらに交通管理者によって、関係車両しか通行できない大会関係車両「専用レーン」、および一般車両は関係車両に道を譲らなくてはならない「優先レーン」も設定された。専用/優先区間であることを明確にするため、路線に桜色の実線または破線の表示が設置されている。専用レーンは実線、優先レーンは破線だ。一般車両が専用レーンを走ったり、一般車両が優先レーンで関係車両に道を譲らなかったりすると交通違反となる。バス専用/優先レーンと同様のあつかいで、「通行帯違反」の処分となり、違反点数1点、反則金は大型車7000円、普通車6000円、二輪車6000円だ。注意すべき専用レーンは、国立競技場近く、外苑東通り北行きの信濃町駅手前、臨海都心の環状第2号線両方向、豊洲~東京ビッグサイト付近、幕張メッセ付近の浜田交差点~豊砂交差点間などに設定されている。規制期間は専用レーン、優先レーンともにおおむね7月19日~8月8日と8月24日~9月5日となっている。
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