40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ | CAR CARE PLUS

40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ

イベント イベントレポート
40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
  • 40台超が集結! 『モデル3』を皮切りに盛り上がりが加速するテスラのオーナーズライフ
冷たく澄んだ空気と暖かな日差し、メタセコイヤ並木が美しいコントラストを織り成す中、ずらっと並ぶテスラ。12月8日、富士山麓の帝人アカデミーにてテスラオーナーによるミーティングイベントが開催され、『モデルX』13台、『モデルS』13台、そして今年9月に国内で納車が始まったばかりの『モデル3』19台の計45台が集結した。






◆テスラって? ミーティングって?

テスラはご存知の通り米カリフォルニアに拠点を構えるEVメーカーで、現在はセダンタイプのモデルSにSUV型のモデルX、小型セダンのモデル3の3車種をラインナップ。





今回のミーティングのような同じメーカーやモデルに絞ったワンメイクイベントは、昔から定番でテスラでも全国各地で行われているが、普及台数がまだ限定的なテスラでここまで大規模なのは珍しい。そんな中、同イベントを実現させたのは神奈川県在住の会社員のHAMMER(Twitter ID:@hammernocar)氏。イベント開催について、「“テスラオーナーのみ”や”テスラ公式”といった枠組みにあえてはめずに、より自由にフラットな形で、良いところも悪いところも含めたテスラの魅力を世界に発信したかったんです」と胸の内を明かしてくれた。

その想いもあり、今回はSNSで広く事前告知し、非テスラオーナーにも参加を呼びかけ。イベントでは自由に会話を交わせるフリータイムから、イベント後半には参加車両で「SEXY(モデルS、3、X、未発売の新型Yを並べたワード)」の文字を形作ってのドローン空撮(私有地での撮影で航空当局からも認可取得済み)、モデルX搭載の隠し機能を使ったショーまで、ユニークなプログラムが盛り込まれ、終始大人も子どもも笑顔に溢れる1日となった。








▼モデルXの隠し機能を活用した無人ショー



遠くは広島県や関西方面など遠方からの来場も多く、荘厳な光景を織り成した今回のミーティング。HAMMER氏は「第1回としてはまずまずだが、目標は100台。小規模なのも含めて定期的に実施し、規模を拡大していきたい」と今後に意欲を示す。





◆実はクルマ好きが多い?

テスラというと、“EV”や“自動運転”、“高い車両価格”など、先進性や環境志向のイメージが強い。国内では、2000年に当時市場を牽引していた国産スポーツカーが軒並み排出ガス規制を要因に生産終了した経緯もあり、環境性能の高いエコカー=クルマとしての面白みに欠ける、という認識も一部では残る。

ただ、EVはその出力特性から優れた加速性能を持っており、ことテスラに至ってはは、P100Dなど一部のグレードによっては名だたるスポーツカーをも凌駕する走行性能を発揮。現在ではチューニングカーに心奪われたかつてのクルマ好きをも虜にしつつある。

主催者のHAMMER氏もその内の1人。「ドリフトやVIPカーなどいろいろなスタイルでクルマを楽しんできた」という生粋のクルマ好きで、数年前までは雑誌取材を受けたことがあるという欧州車を保有していたが、日産リーフに乗ったことを機に世界が一変。「EVに魅了され、半年前にモデルXを購入しました。先日も北海道で6日間車中泊してきたばかりで、もうEV以外のクルマには戻れませんね」と微笑む。




この日集まったオーナーについても、「海外でもテスラは経営者など富裕層が多いイメージですが、私含め会社員のオーナーも少なくありません。家計に占めるクルマへの出費割合が多いので、必然とクルマ好きが多いです」という。なるほど、確かに会場に目を向けてみると、同じモデルでも各車ごとに “こだわり”を感じるポイントが多数見受けられる。







そんなカスタムした部分を自慢したり、同じモデルの年式・仕様違いに関心を示したり、不具合・修理への対処法を共有しあったりするオーナーらの光景が終日にわたって繰り広げられていた。愛車を囲んで繰り広げられる会話を聞いていると、まるで在りし夜の首都高のパーキングエリアを想い起こさせ、場所とクルマは違えど愛車を楽しむ文化は不変であることを実感するひと時だった。





◆アフターパーツ・用品にも広がり

そして、こうしたオーナー同士の盛り上がりに欠かせないのが、アフターパーツ・用品によるカスタム。今回のイベントでは、テスラ向けにパーツやサービスを提供するプロショップも出展していた。



大阪にあるディテイリングのプロショップ「カーメイクアートプロ」では、今年10月から展開したテスラ専用ブランド「T-ART(ティーアート)」を展示。丸山代表は、「インテリアは元々純正の設定が少なく、日本仕様の設定ではさらに限られているものもある」として、オーダーメイド形式のインテリアアイテムを中心に早くも約30アイテムを取り揃える。特にモデル3ではブラックしか選べないレザーシートの張替えを求める声が多いようで、来年1月のオートサロンでは、より予算を抑えて内装の雰囲気を刷新できるシートカバーもお披露目予定だ。







さらに同じ大阪に拠点を構え、テスラをはじめアストンマーティンなど高級輸入車メーカーの認定鈑金工場にもなっているプロショップ「ビーライト」も出展。ホイールスペーサーや車高調整キット、調整式キャンバーアームなど昔からのカスタムの定番アイテムのほか、フランク(前部の収納)やリアゲートの電動化キットなどテスラならではの商品を出品していた。





これからローダウンとホイール交換は行いたいという主催者のHAMMER氏も、「クルマをイジる人にとっても、エンジン車と違ってパワーユニットや排気系はイジる余地が少ないので、その分心ゆくまで内外装など目につくところに予算を充てられる」と目を輝かせる。

愛知県で洗車やコーティング事業を手掛けるポリッシュガレージの國本代表も、「テスラは車両代は安くないが、ランニングコストを抑えられる。ブレーキ1つとっても、回生ブレーキのためガソリン車に比べてパッドの減りが遅く、交換頻度が少ない。その浮いた分をカスタムやディテイリングに充てる人が今後もっと増えるのでは」として、経年劣化が見込まれるメッキパーツをラッピングで隠す「クロームデリート」を開始したばかり。本国アメリカで流行し始めているとのことで、同社独自の洗車グッズと合わせ、多彩な"テスラの楽しみ方”を発信していた。





手が届きやすい価格のモデル3の登場により、裾野が一気に広がりつつあるテスラ。オーナーの広がりに応じ、内外装のカスタムパーツ・サービスといった、“自分仕様の一台”への仕上げを後押ししてくれるアフター市場も、一層活性化を見せそうだ。
《カーケアプラス編集部@相原駿》

関連ニュース

特集

page top