不可避な事故で損しない「保険特約活用術」とは? 保険&修理のプロのススメ…堀切自動車工場 | CAR CARE PLUS

不可避な事故で損しない「保険特約活用術」とは? 保険&修理のプロのススメ…堀切自動車工場

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不可避な事故で損しない「保険特約活用術」とは? 保険&修理のプロのススメ…堀切自動車工場
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1997年にアメリカンホーム保険会社が販売して以降、頻繁に目にするテレビCMや価格の安さを武器に馴染みの存在となった通販(ダイレクト)型保険。特にクルマ好きの中には、自分で調べて補償内容を決める通販型保険加入者も多いのではないだろうか。

一方で、そんな通販型ならではの見落としがちなポイントもあるそう。そう話すのは、東京・葛飾区で鈑金などの事故修理をはじめ、整備や車販、保険、ロードサービスまでを一手に手掛ける老舗プロショップ堀切自動車工場の伊藤宏文代表だ。

特に注意すべきは、自分に過失がない事故への備え。「自分は事故を起こさない」と過信し、つい通販型で保険料の安さを追求してしまいがちだが、近年では構造の複雑化に伴う修理費用高騰を背景に、飛び石破損や無過失事故の際に十分に補償を得られなかったというケースもあるそう。そんな時でも費用負担を最小限に抑えられる保険活用術を教えてもらった。


◆車両保険に特約の活用が鍵



そもそも前提として、伊藤代表が加入を推奨しているのが車両保険だ。運転に自信のある熟練ドライバーでも、例えば飛び石は防げず、特にカメラ調整などを必要とする先進安全自動車(ASV)では、修理費用が10万円を超えて車両保険を適用した方がお得になるケースも多いという。近年報道をよく目にする洪水や台風による損傷をカバーできるのも利点だ。



その上で、以下の3つの特約を使いこなすのがお勧めだそう。
1)車両無過失事故に関する特約
2)車両新価保険特約
3)弁護士費用特約

まず、車両保険に付帯できる「車両無過失事故に関する特約」と「車両新価保険特約」の2つ。前者は、過失ゼロであることと事故相手が判明していれば、ノーカウント事故として自身の車両保険を請求できるものだ。

実は事故の3件に1件ともいわれるもらい事故(東京海上日動火災保険調べ)。原則相手方の保険で補償されるが、相手が任意保険に非加入で賠償能力がない、全損時に相手方保険会社の時価評価額が自分の車両保険金額より少ないなどのケースでは、自身の車両保険を使うか自費となってしまう。そんな時にノンフリート等級を下げることなく、自身の車両保険を使って最大限の補償額を手にすることができるのだ。

一方後者は、初度登録年月日から一定期間内のクルマのみが対象となるが、新車価格の50%を超える修理額の際に新車相当額を請求できる特約。伊藤代表は、「自動車は購入した時点から時価が下がり、加害者側は事故時の価値分しか支払わないため、その費用で完全な修復ができるとは言い難い場合もあります。特に歪みやセンサー類の調整が必要なASVは小さい事故でもダメージや修理金額が高くなりがちです」といい、ノンフリート3等級ダウンを見越しても適用を勧めることもあるそう。この特約は「無過失事故特約」と同時適用はできない保険が多いが、自損事故などでも請求可能だ。

そして、車両補償に直接は関連しないが、示談交渉を行う弁護士費用を補償する「弁護士費用特約」も付帯しておいて損はないという。無過失事故では自分が加入する保険会社は示談交渉を行えず、ドライバー自身で加害者や相手方保険会社と交渉しなければならない。その際に交渉が遅延したり補償内容に不利が生じたりを防げるのだ。


◆万全な補償に時間の節約 代理店型の隠れたメリット

これらの特約は、保険会社によっては基本補償に自動セットされていたり、設定自体がなかったりとまちまち。この他にも補償や特約の種類・内容は多岐にわたっており、通販型を自分で調べていたら膨大な時間を費やしていた、なんてことも。

そんな時に伊藤代表のような精通したプロが心強い存在となる。
地域柄、長い付き合いの顧客が多い堀切自動車工場には、電話一本で新車や保険のオーダーが入ることもあるそう。そんな注文に対し、職業や家族構成、使用用途などから最善の一品を提供する。まさに商人気質残る下町ならではのビジネススタイルを貫く伊藤代表の元には、普通乗用車から商用、輸入車、並行輸入のカスタムカーまであらゆる顧客が集まる。





「知らない間柄だと一方的な注文で終わってしまうが、顔を合わせればお客様が自覚していない事実が会話から飛び出し、保険内容が変わることもあります。ウェブでもしっかり対応しますが、対面の時間も大切にしていきたいですね」と伊藤代表は微笑む。



担当者と“つうかあ”の関係を築ければ、自分では見落としがちな不可避な事故も想定した「万全な備え」に加え、「時間の節約」もなりうる代理店型保険。整備・修理のノウハウもあるプロショップなら、自費修理・保険適用のどちらが得かも的確に判断してくれる。“通販型派”なあなたも、一度は最寄りのプロショップに相談してみてはいかがだろうか。

◆ショップ情報◆
堀切自動車工場
〒124-0006 東京都葛飾区堀切4-6-16
Tel.03-3693-5105
営業時間:平日8:00~17:00 日曜・祝日9:00~17:00
定休日:年中無休
ホームページ:http://www.horikiri-car.com
《カーケアプラス編集部@相原駿》

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