政府は、高齢者の交通事故が相次いでいるため、交通安全対策に関する関係閣僚会議を開いた。会議では、大津市での事故を受けて、緊急対策として幼稚園・保育所など、道路管理者、警察などと連携して、未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保のための緊急安全点検を9月末までに実施する。その上で、防護柵の設置やキッズゾーンの創設、地域ぐるみでの見守り活動の充実など、安全・安心な歩行空間を整備するための対策を早急に実施する。また、安全運転サポート車が交通事故防止、被害軽減に有効なことから、限定免許制度も視野に入れて普及を促進する。高齢者が自動車に頼らずに暮らせる社会を実現するため、公共交通の利用環境の改善、制度の垣根を越えた連携による地域の輸送サービスの多様化、自動運転技術を取り入れた新しいモビリティの活用など、高齢者の安全運転を支える対策の加速と、高齢者の移動を伴う日常生活を支える取り組みを大胆に推進していく。
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